舗装の種類によっては環境問題の原因に!サステナブルな建材や舗装材を紹介!

更新日:2022年7月21日


日頃から私たちが使用している道路は、その舗装材の種類によってはヒートアイランド現象などの様々な環境問題への影響があります。

日常生活では欠かせないものなので、これからはサステナブルな舗装材についても考える必要があるでしょう。

できるだけ環境へ配慮されたものを使用することで、未来にも美しい自然を残すことができ、平和に暮らすことができます。

 

サステナブルとは簡単に解説をすると「持続可能な発展」な取り組みをすること。

 

環境への配慮が考えられた舗装材の使用は、未来の環境問題にも良い影響を与えます。

本記事では、環境問題の原因や環境への配慮が考えられたサステナブルな舗装材についてを紹介します。

自宅の庭・エクステリア・駐車場などの舗装を考えている場合は、ぜひ参考にして下さいね。

そもそもサステナブルとは

近年、サステナブルという言葉をよく耳にするようになりました。

しかし、環境に良いものというイメージだけで、よく理解できていない人も多いはずです。

サステナブルとは、Sustain(持続する)とable(可能な)を掛け合わせた言葉で、「持続可能な」という意味になります。

つまり、今だけ良ければ良いということではなく、この先もずっと私たちの生活や自然環境が保ち続けていけるようにするという意思が込められています。

サステナビリティとの違い

サステナブルと似たような言葉で「サステナビリティ」という言葉があります。

意味に大きな違いはありませんが、サステナブルが形容詞に対し、サステナビリティは名詞で「持続可能性」という意味になります。

そのため、サステナビリティは、ライフスタイルで使われることが多く、「方法」や「手段」という使い方が一般的です。

少し意味が異なるので、日常やビジネスシーンで使う際は注意しましょう。

SDGsとは

テレビやメディアなどでも取り上げられることの多いSDGs(エス・ディー・ジーズ)。

2015年9月の国連サミットにおいて、193国の首脳がいる中、全会一致で採択されたことでも注目を集めました。

SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称で、2016年から2030年までに達成するために掲げた目標です。

SDGsが掲げられた背景

「貧困」「教育」「ジェンダーレス」「感染症」など、今世界では数多くの課題に直面しており、このままでは課題はどんどん悪化していき、人々の暮らしが崩れていってしまうのではないかと危惧されています。

SDGsはそれらの課題を解決するため17のゴールと169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。

(参照:SDGsとは?|JAPAN SDGs Action Platform|外務省

SDGsの前身はミレニアム開発目標(MDGs)

SDGsの前身は2000年に採択された「国連ミレニアム宣言」と1990年代の主要な国際会議で採択された国際開発目標を統合したものです。

ミレニアム開発目標(MDGs)では、主に発展途上国向けの開発目標として、2015年までに8つの目標が設定されていました。

MDGsで設定された8つの目標はこちらです。

➀貧困・飢餓

➁初等教育

➂女性

➃乳幼児

➄妊産婦

⑥疾病

⑦環境

⑧連帯

しかし、MDGsで設定された8つの目標すべてが達成されたわけではなく、「貧困」「HIV・マラリア対策」は達成、乳幼児・妊産婦の死亡率削減は未達成に終わっています。

SDGsはそんなMDGsが残した課題を解決するために設定された後任の目標と言っても過言ではないのです。

舗装の種類によっては環境問題の原因に

舗装材には、コンクリート・木材・砂利と様々な種類がありますが、多くの道路にはアスファルト舗装材が使用されています。

アスファルト舗装を使用することで、以下のような環境への問題があげられるようになりました。

どんなことが環境問題になったのか、原因を紹介します。

アスファルト舗装は大気汚染物質や二酸化炭素を排出

道路や歩道に多く使用されているアスファルト舗装は、製造や運搬の過程で温める必要があります。

その時に多くの燃料を使い、二酸化炭素を排出。

道路舗装に使用されるまでの間、多くの二酸化炭素が排出されています。

温室効果ガスのひとつである二酸化炭素の排出は、SDGsでも取り上げられており、世界でも大きな課題になっています。

 

施工後のアスファルト舗装では、大気汚染物質を排出していることがアメリカのイェール大学の研究チームが行った研究で判明しました。

(出典:科学誌「Science Advances」より)

ロサンゼルスでの調査結果では、喘息や公害病の元となる粒子状物質の一部である〝二次有機エアゾル〟が排出されていることがわかったのです。

高温になるほど排出される量は増え、日差しが強いほどさらに増える結果に。

日本でも、特に都市はアスファルト舗装されている箇所が多いので、多くの大気汚染物質が排出されていると考えられるでしょう。

夜になっても暑い!アスファルト舗装はヒートアイランド現象の原因に

環境省からの発表があったようにアスファルト舗装は、ヒートアイランド現象の原因の1つとしても考えられています。

(出典:環境省「ヒートアイランド現象の要因について」より)

ヒートアイランド現象とは、アスファルト舗装が多い都市部が周辺の地域と比べると気温が上がってしまう現象です。

アスファルト舗装は、土や緑地などの自然と比べると熱を蓄積しやすく冷めにくい性質があるため、このような現象が起きてしまいます。

 

未来の地球を守るには・・・サステナブルな舗装材を使用する必要がある

未来の環境のことを考えるとこれからの時代は、サステナブルな舗装材を使用し、環境への配慮が考えられた舗装を増やしていく必要があるでしょう。

使用後は再利用やリサイクルができると、未来まで自然環境が残る手助けとなります。

舗装材のようにサステナブルな建材は、近年では建築の現場での取り組みも多く見られています。

 

サステナブル建材とは、地球に配慮されて作られた建材のことを指します。

 

サステナブルな建材や舗装材は、例えば以下のような種類が挙げられます。

  • ・廃材のリサイクルから誕生した素材
  • ・動物や植物を使用した素材
  • ・リサイクル樹脂
  • ・土系舗装材
  • ・廃材のリサイクルからできた舗装材

さらに最近ではデザイン性に優れたサステナブルデザイン建材というおしゃれな建材も開発されています。

バリエーションも豊富にあるので選択肢が多く、楽し見ながらサステナブルを取り入れることができます。

環境への配慮がされている資源を選んだり、長い期間使用することでゴミを減らすことができ、自然環境を守ることができるでしょう。

 

サステナブルな舗装材を紹介!土系舗装材「エコクリーンソイル」

弊社、有限会社ECSテクノから販売している土系舗装材「エコクリーンソイル」は、環境への配慮を考えたサステナブルな舗装材。

エコクリーンソイルは、土と同等の成分でできている優れた舗装材です。

保水性と浸水性を兼ね備えており、保水した水分を蒸発する時の気化熱によって周囲の温度上昇を抑えます。

さらに、アスファルトのように照り返しがないことから、ヒートアイランド現象の対策として効果的な舗装材です。

その他の特徴としては以下のようなものがあります。

  • ・人体や周囲の環境に害がない
  • ・見た目が自然の土の色のため、周囲の環境に馴染み景観性が高い
  • ・土からできているため適度な弾力性があり歩行性が高い
  • ・施工手順が簡単で「敷き均し⇒散水⇒養生」と作業性に優れている
  • ・種子の発芽を防ぐことができ防草効果抜群

毒物・危険物に該当するようなものは一切含まれていません。

使用後は製品を砕いて土に還すことができるため産廃処理が発生せず、資源のリサイクルとなります。

まとめ

環境問題の原因や、環境への配慮が考えられたサステナブルな舗装材についてを紹介しました。

使用する舗装材の種類によっては様々な環境問題へとつながるので、未来のことも考えるとサステナブルな舗装材を使用することが大切です。

自宅の庭やエクステリアには、土系舗装材である「エコクリーンソイル」がおすすめですよ。

身近なところからサステナブルな舗装材を取り入れることで、未来の地球を守る活動へと繋がります。

<h2>◇自然土系舗装材エコクリーンソイル 建設物価掲載の設計価格や詳細についてご紹介</h2>
土系舗装材料エコクリーンソイルは、エコでクリーンな製品として、人にも環境にも優しい製品です。
日本の販売履歴が長く、全国の遊歩道や防草対策としてよくご利用頂き、数多くの実績がございます。
エコクリーンソイルの詳しい製品情報は下記ページをご参照ください。

エコクリーンソイル


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<h4><a href="https://www.ecocleansoil.jp/wp-content/uploads/2023/11/fd30cc69a407ec4d7b0a90ba7678c341.pdf">◆エコクリーンソイル カタログ2023ダウンロード!カタログ画像orこちらの青文字をクリック!!</a></h4>

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<h4>◆エコクリーンソイルの積算 使用量の目安について</h4>
使用量について、カタログ裏面に簡単に記載しております。
厚さ40㎜の時、2.8袋/㎡使用 用途:人の通行程度
厚さ50㎜の時、3.5袋/㎡使用 用途:自転車などの通行程度
厚さ60㎜の時、4.2袋/㎡使用 用途:管理車両などの通行程度

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<h4><a href="https://www.ecocleansoil.jp/showcase/">◆エコクリーンソイル活用 施工事例と写真!こちらの青文字をクリック!!</a></h4>
活用事例を掲載しております。どのような仕上がりになるのか、ご興味ある方は、是非ご覧ください。
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<h4>◆エコクリーンソイルの登録評価について</h4>
エコクリーンソイルは下記の登録を取得しており、公共工事においても広くご利用頂いております。
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<strong>・NETIS登録番号TH-000030-V:活用効果評価有り</strong>
<strong>・東京都建設局新技術登録NO.1001003</strong>
<strong>・旧日本道路公団(NEXCO)新技術登録NO.200100051</strong>
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エコクリーンソイルは、<strong>建設物価 特殊舗装工 エコクリーンソイル工法</strong>に掲載しております。
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<h4>◆エコクリーンソイルの施工について、条件付きにてご相談承ります。</h4>

弊社は、エコクリーンソイルのメーカーとして製造販売のみ行っておりましたが、
この度、エコクリーンソイルの施工について、関東近郊でのご対応を開始いたしました。

エコクリーンソイルの施工をお受けするにあたり、対応可能な規模やエリアに限りがございます。
下記のお問合せフォームより、ご連絡先、依頼内容を記載の上、ご連絡願います。
※ご依頼内容によっては、お受け出来ない場合もございます。予めご了承ください。

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その他、<strong>エコクリーンソイル設計価格、設計施工歩掛り、平米単価、特注色(応相談)</strong>などお見積作成や必要資料がございましたらお問合せ下さい。
また製品についてご質問やご相談、お困りのことなどございましたら、下記お問合せフォームからお問合せ頂くかお電話にてご連絡下さい。

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投稿者:奥野 瞬

経歴:明治大学卒業後、大手ゼネコングループ企業に勤務し、設計や営業を経験し、大規模建築から小規模建築まで様々な案件に携わる。 その後、現在の有限会社ECSテクノへ転職し、営業及び広報担当とし勤務している。 土木の領域は経験が浅い為、勉強をしつつ情報をブログにて共有し、自身のアウトプットとして行っている。

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