今考えるべき環境問題の原因とは?原因から分かる解決策について

更新日:2024年10月20日


近年、SDGsという言葉が浸透してきているように、世界中で環境問題が注目されるようになってきました。しかし、今地球上でどのような環境問題が起こっているのか知らない方も多いのではないでしょうか。どのような問題が起こっていて、原因が何なのかが分からないと対策を取ることもできません。そこで、この記事では環境問題の種類や原因について詳しく解説していきます。

 

環境問題はいつから起こっている?

環境問題の発生は、18世紀半ばから19世紀にかけての産業革命がひとつのターピングポイントと考えられます。産業革命によって工場機械や蒸気機関車などが開発され、作業効率や生産性は飛躍的にアップしました。

 

しかし、この産業革命によって人類は大きな発展を遂げたものの、石炭や石油などの化石エネルギーの消費量が増え、それに伴って二酸化炭素の排出も急激に増加したのです。
いつから環境問題が起こっているかは正確には分かりませんが、産業革命によって大きく進行したのは間違いないといえるでしょう。

 

環境問題が注目されるようになった理由

世界的に環境問題が注目され始めたのは1970年代頃です。先進国による工業化や都市化が進み、世界的に大きな発展を遂げる一方で、大気汚染や海洋汚染などのさまざまな環境が悪化してきました。これにより、各国は独自で対策を取っていましたが、スウェーデン政府の提案によって国連人間環境会議(通称:ストックホルム会議)が開催されると、国連の環境保護組織であるUNEPが創設されました。

 

そして、ストックホルム会議の10年後には国連環境計画管理理事会特別会合(ナイロビ会議)が開催され、さらに10年後には地球サミットが開催されるなど、世界的に環境問題が注目を集めるようになったのです。近年よく耳にする「SDGs」も、2012年の地球サミットで議題にあがり、2015年の国連サミットで採択されたものです。

 

環境問題の種類と原因

環境問題と言われて、一番に思い浮かぶのは地球温暖化ではないでしょうか。しかし、地球温暖化以外にもさまざまな環境問題が私たちの生活を脅かそうとしています。それでは、私たち人間が知っておきたい環境問題の種類とその原因について紹介していきたいと思います。

 

地球温暖化

地球温暖化とは、温室効果ガスの影響により地表の気温が上昇する現象のことで、海面上昇や生態系の変化、干ばつに異常気象などさまざまな影響を及ぼすと言われています。地球温暖化の最大の原因は温室効果ガスで、中でも問題視されているのは二酸化炭素です。産業革命以降、石炭や石油などの化石燃焼の消費によって二酸化炭素が大量に排出されたことや、二酸化炭素を吸収する森林の減少なども地球温暖化を進める大きな原因となっています。

 

海洋汚染

人間の出したゴミや排水によって海が汚染される海洋汚染は、海洋生物への影響だけでなく、それを食べる人間にも影響を及ぼすと言われています。海洋汚染の原因はさまざまですが、一番の原因はプラスチックゴミです。ペットボトルの蓋やレジ袋など、私たち人間が普段の生活で使用するものが海に流れ出し、それを飲み込んだ海洋生物は苦しんでしまいます。このままでは、近い将来には海にいる魚の数よりもプラスチックゴミの量が多くなるとも予想されており、魚が食べられなくなる未来が来るかもしれません。

 

生物多様性の減少

地球上には多種多様な生物がいますが、生息環境や生態系の破壊によって減少し、絶滅の危機に瀕している生物も数多くいます。地球温暖化もひとつの原因ですが、人間による土地や海の利用、生物の採取、環境汚染や外来種の持ち込みなどが大きな原因として考えられています。そのため、今では「生物多様性条約」が制定され、それをもとに生物の保全活動が行われています。

 

森林破壊・砂漠化

森林破壊や熱帯雨林の減少によって、緑地の砂漠化も進行しています。二酸化炭素を吸収する森林が破壊されることで地球温暖化はさらに加速し、このまま砂漠化が進むと、緑地の減少だけでなく熱帯雨林に生息する生物が絶滅する危険性もあります。森林破壊や砂漠化の原因は、人口の増加やそれに伴う農地開墾や木材利用などです。また、地球温暖化による干ばつや異常気象なども原因のひとつとして考えられるでしょう。

 

世界が実施する環境問題への取り組み

地球温暖化や海洋汚染、森林破壊による砂漠化など、環境問題は日本だけでなく世界で問題視されています。そこで、今世界が取り組んでいる環境問題への取り組みをご紹介します。

 

SDGs(エス・ディー・ジーズ)

近年、テレビや新聞などのメディアでも大きく取り上げられている「SDGs(持続可能な開発目標)」

 

SDGsとは、2015年から2030年までの開発目標として、国連で決められた国際指針のこと。地球上の「誰一人取り残さない」ことを目標に、大きく17のゴール(目標)が掲げられています。

 

目標 内容
目標1「貧困をなくそう」 貧困の撲滅
目標2「飢餓をゼロに」 飢餓の撲滅、食料安全保障
目標3「すべての人に健康と福祉を」 健康・福祉
目標4「質の高い教育をみんなに」 万人への質の高い教育・生涯学習
目標5「ジェンダー平等を実現しよう」 ジェンダー平等
目標6「安全な水とトイレを世界中に」 水・衛生の利用可能性
目標7「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」 エネルギーへのアクセス
目標8「働きがいも経済成長も」 包摂的で持続可能な経済成長、雇用
目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」 強靭(きょうじん)なインフラ・工業化・イノベーション
目標10「人や国の不平等をなくそう」 国内と国家間の不平等の是正
目標11「住み続けられるまちづくりを」 持続可能な都市
目標12「つくる責任、つかう責任」 持続可能な消費と生産
目標13「気候変動に具体的な対策を」 気候変動への対処
目標14「海の豊かさを守ろう」 海洋と海洋資源の保全・持続可能な利用
目標15「陸の豊かさも守ろう」 陸域生態系・森林管理・砂漠化への対処・生物多様性
目標16「平和と公正をすべての人に」 平和で包摂的な社会の促進
目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」 実施手段の強化と持続可能な開発のためのグローバル・パートナーシップの活性化

※参考:持続可能な開発のための2030アジェンダ/SDGs | 環境省

 

 

SDGsでは、気候変動や海洋汚染などの環境問題以外に貧困やジェンダーなどの問題にも取り組んでいます。すべてを一度に取り組むのは難しいですが、自分にできる目標から取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

▶関連記事:サステナブルとは「持続可能な」という意味!取り組みや活動が必要な理由を解説

 

脱炭素社会

脱炭素社会とは、地球温暖化や気候変動などの環境問題の原因である温室効果ガスのうち、排出量の多い二酸化炭素(CO2)の排出量をゼロにすることをいいます。二酸化炭素の実質的排出量がゼロになることを「カーボンニュートラル」と呼び、テレビCMなどでもよく耳にするようになってきました。

 

2015年に採択されたパリ協定以来「低炭素社会」を目標にしていましたが、現在では二酸化炭素の排出量をゼロにする「脱炭素社会」が国際的に目標とされています。

 

脱炭素社会の実現のために実施されているのが「カーボンプライシング」です。カーボンプライシングとは、炭素などの温室効果ガスの排出量に対し税金を設けることで、温室効果ガスの排出量を削減するよう排出者の行動を変容させるものです。これにより、数多くの大企業が脱炭素社会への取り組みを始めるようになりました。

 

【一覧】個人ができる環境問題への取り組み

環境問題への取り組みは国際的に実施されています。しかし、結局は私たち個人の意識が変わらなければ何も解決されません。一人ひとりが責任を持って、環境問題に取り組む必要があります。ここでは、個人ができる環境問題への取り組みを紹介します。

 

項目 主な取り組み
省エネ ・こまめな節電・節水

・効率の良い電化製品の使用

・エコドライブ走行

交通手段 ・バスや電車などの公共機関を利用する

・車の運転を控え、徒歩や自転車を利用する

買い物 ・エコバッグを持ち歩く

・フードロスにならないように購入する

ごみの排出 ・なるべくリサイクルする

・フリマなどに出品し再利用する

 

 

環境問題に対しECSテクノができること

私たち有限会社ECSテクノでは、さまざまな環境問題に対し、弊社が出来る事から活動することで環境問題の改善に貢献いたします。弊社の「エコクリーンソイル」は、環境負荷の軽減、特に安全性を重視し、景観性向上等の観点から様々な所に適応し防草と自然土の質感等の特徴を発揮するように開発されています。

 

本製品は、厳選された良質な天然の真砂土を主成分としている、環境に配慮した新しい土系舗装材。この製品の特徴としては以下が挙げられます。

 

・見た目の自然さ
・緩やかな透水性
・強い保水力も有する
・雨水による水たまりが出来にくい
・土壌の乾燥を防ぎ樹木に対して安定した水環境を与える効果

 

温暖化対策の面では、保水した素材からの水分蒸発による冷却効果により、コンクリートやアスファルトと異なる自然に近い温度抑制効果を発揮する事が出来ます。

 

 

まとめ

環境問題は国だけの問題ではありません。地球温暖化にしろ、海洋汚染にしろ、ほとんどの環境問題は私たち人間の手によって引き起こされたものです。一人ひとりがしっかりと環境問題に向き合い、自分たちにできることを行いましょう。

<h2>◇自然土系舗装材エコクリーンソイル 建設物価掲載の設計価格や詳細についてご紹介</h2>
土系舗装材料エコクリーンソイルは、エコでクリーンな製品として、人にも環境にも優しい製品です。
日本の販売履歴が長く、全国の遊歩道や防草対策としてよくご利用頂き、数多くの実績がございます。
エコクリーンソイルの詳しい製品情報は下記ページをご参照ください。

エコクリーンソイル


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<h4><a href="https://www.ecocleansoil.jp/wp-content/uploads/2023/11/fd30cc69a407ec4d7b0a90ba7678c341.pdf">◆エコクリーンソイル カタログ2023ダウンロード!カタログ画像orこちらの青文字をクリック!!</a></h4>

<a href="https://www.ecocleansoil.jp/wp-content/uploads/2023/11/fd30cc69a407ec4d7b0a90ba7678c341.pdf"><img src="https://www.ecocleansoil.jp/wp-content/uploads/2023/11/0870b0729ef19e5044c99c3f940aec1d.png" alt="" width="612" height="863" class="alignleft size-full wp-image-1546" /></a>

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<h4>◆エコクリーンソイルの積算 使用量の目安について</h4>
使用量について、カタログ裏面に簡単に記載しております。
厚さ40㎜の時、2.8袋/㎡使用 用途:人の通行程度
厚さ50㎜の時、3.5袋/㎡使用 用途:自転車などの通行程度
厚さ60㎜の時、4.2袋/㎡使用 用途:管理車両などの通行程度

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<h4><a href="https://www.ecocleansoil.jp/showcase/">◆エコクリーンソイル活用 施工事例と写真!こちらの青文字をクリック!!</a></h4>
活用事例を掲載しております。どのような仕上がりになるのか、ご興味ある方は、是非ご覧ください。
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<h4>◆エコクリーンソイルの登録評価について</h4>
エコクリーンソイルは下記の登録を取得しており、公共工事においても広くご利用頂いております。
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<strong>・NETIS登録番号TH-000030-V:活用効果評価有り</strong>
<strong>・東京都建設局新技術登録NO.1001003</strong>
<strong>・旧日本道路公団(NEXCO)新技術登録NO.200100051</strong>
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エコクリーンソイルは、<strong>建設物価 特殊舗装工 エコクリーンソイル工法</strong>に掲載しております。
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<h4>◆エコクリーンソイルの施工について、条件付きにてご相談承ります。</h4>

弊社は、エコクリーンソイルのメーカーとして製造販売のみ行っておりましたが、
この度、エコクリーンソイルの施工について、関東近郊でのご対応を開始いたしました。

エコクリーンソイルの施工をお受けするにあたり、対応可能な規模やエリアに限りがございます。
下記のお問合せフォームより、ご連絡先、依頼内容を記載の上、ご連絡願います。
※ご依頼内容によっては、お受け出来ない場合もございます。予めご了承ください。

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その他、<strong>エコクリーンソイル設計価格、設計施工歩掛り、平米単価、特注色(応相談)</strong>などお見積作成や必要資料がございましたらお問合せ下さい。
また製品についてご質問やご相談、お困りのことなどございましたら、下記お問合せフォームからお問合せ頂くかお電話にてご連絡下さい。

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投稿者:奥野 瞬

経歴:明治大学卒業後、大手ゼネコングループ企業に勤務し、設計や営業を経験し、大規模建築から小規模建築まで様々な案件に携わる。 その後、現在の有限会社ECSテクノへ転職し、営業及び広報担当とし勤務している。 土木の領域は経験が浅い為、勉強をしつつ情報をブログにて共有し、自身のアウトプットとして行っている。

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