更新日:2025年9月13日

真砂土舗装という言葉を聞いたことはありますか。
実は、真砂土舗装は「土系舗装」と同じ意味で使われる舗装材です。
弊社の製品『エコクリーンソイル』も、この真砂土舗装に含まれます。
今回は、真砂土舗装(土系舗装)関する以下について、詳しくご説明いたします。
・特徴や種類
・メリット・デメリット
・施工方法
・施工事例
・単価と販売メーカー
なお、弊社が取り扱う真砂土舗装材(土土系舗装材)の詳細な製品情報は、こちら『エコクリーンソイル』で紹介しています。
ご興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

「真砂土舗装」と「土舗装」という言葉は、同じものを指し、同じ意味で使われています。
土木業界の正式な用語としては「土系舗装」という呼び方が正しいとされています。しかし、実際には
・ソイル舗装
・土舗装
・真砂土舗装
など、さまざまな呼び方が広く一般的に使われています。
「真砂土舗装」と呼ばれる理由は、土系舗装材の多くが、主な成分として真砂土を使用していることが挙げられます。
そのため、「真砂土舗装」という名称が定着しているのです。

真砂土(まさど、または、まさつち)は、花崗岩が長い年月をかけて風化することによって形成された特殊な砂の一種です。
一般的な土壌とは異なる独特の性質を持っており、主に建設業界では客土(外部から運搬してくる土)として広く活用されています。
真砂土は花崗岩を起源とする土壌で、その成分には
・石英
・長石
・雲母
などの鉱物結晶が豊富に含まれています。
これらの鉱物結晶は、それぞれ数mm程度の大きさで密集しています。
注目すべき点は、各鉱物の熱膨張率が異なることです。
この違いにより、粒子同士の結合が弱くなり、花崗岩が比較的風化しやすい性質を示します。
風化が進むにつれて、花崗岩は細かく砕かれてサラサラとした状態になります。
この細かい粒を「まさ」「マサ」「真砂」と呼び、これらの粒が積み重なって形成された土壌が「まさ土」「マサ土」「真砂土」と呼ばれているのです。
真砂土の最も興味深い特徴は、一見相反する性質を併せ持っていることです。
基本的には砂質土壌でありながら、同時に粘土のような性質も備えています。
具体的には、透水性(水を通しやすい性質)と保水性(水を保持する性質)の、通常は両立しにくい特徴を同時に持っています。
この独特な性質は、真砂土が多様な鉱物によって構成されているためです。
・含まれる鉱物の種類
・形成された地形の条件
・風化の進行度合い
などの要因により、一部に粘土鉱物が生成されることが、この特殊な性質の理由になっています。
このため、真砂土は用途に応じてさまざまな特性を発揮する、有用な土壌材料として重宝されています。

土系舗装とは、自然土(主に真砂土などの砂質系の土)に、
・セメント系
・石灰系
・樹脂系
・アスファルト系
などの固化材を混ぜて、平らに敷き固めた舗装です。
この舗装は、土本来のやさしい色合いや風合いを持ちながら、見た目も美しく仕上がります。
また、適度な弾力性と衝撃吸収性があり、子どもや高齢者も歩きやすいのが特徴です。
そのため、歩道や公園の園路などによく使われています。
さらに、土系舗装は水をためる性質(保水性)があり、夏の暑い時期でも路面の温度上昇を抑える効果が期待できます。
近年問題となっているヒートアイランド現象への対策としても注目されている舗装です。
土系舗装材の種類は、先に述べた固化材の種類によって分けられます。
ただし、現状では土系舗装の評価基準がまだしっかりと決められておらず、品質の良くない製品が出回っていることもあります。
単に価格が安いという理由だけで購入すると、のちのちの後悔に繋がりかねません。
導入前には必ず丁寧に調べ、施工場所や価格などの十分な検討が大切です。

「土系舗装」と聞いても、一般の方にはどこで使われているのかわかりづらいかもしれません。
しかし、実は意外と街中のさまざまな場所で利用されています。
土系舗装は、実際に使われる現場の条件や周囲の環境によって、耐久性や見た目が変わります。
そのため、どのような場所で使うのかの事前検討が大切です。
たとえば、以下のような場所で土系舗装材はよく使われており、景観性や保水性などの効果を発揮しています。
1.公園や庭園の園路
2.道路脇の路側帯
3.学校や病院
4.美術館や博物館
5.道の駅や観光地、美観地区
6.神社や仏閣
弊社においても、公園や庭園の園路で多く利用していただいています。
他に、意外と目に触れる機会が多い場所は道路脇の路側帯です。
街路樹の周りや路側帯などでは、雑草を防ぐ目的でも土系舗装が使われています。
そのほかにも土系舗装材は多くの場所で選ばれており、自然環境や自然な景観を大切にする場所でご利用いただくことが多いです。
また、コンクリートやアスファルトに比べて表面がやわらかく、歩きやすいため、学校や病院のリハビリ用スロープなどにも採用されています。

土系舗装がどのようなものか、おおよそのイメージは持てたのではないでしょうか。
土系舗装材は、舗装材でありながら「土」の良さも併せ持つ、いわばハイブリッドな舗装です。
では、普通の土とは何が違い、どこが優れているのでしょうか。
そこで以下では、土系舗装材(真砂土舗装)のメリットについてご紹介します。
1.周辺環境と調和する景観性
2.種子を発芽させない防草効果
3.樹木の育成を妨げない透水性・保水性
4.歩行しやすい弾力性・衝撃吸収性
5.敷き均すだけの簡易な施工性
見た目は土とあまり変わりませんが、実は見た目以上に性能が高く、舗装材として十分に使える理由があります。

土系舗装は、見た目が自然な土に近く、周囲の環境とよく調和し美しい景観をつくり出せます。
自然な雰囲気を大切にしたい場所では、一般的な舗装材であるアスファルトやコンクリートを使うと、色が単調になりがちで自然の風景とどうしても違和感が生まれてしまいます。
そのため、公園のように樹木が多い自然豊かな場所では、土系舗装の評価は高いです。
都心や市街地では、コンクリートなどの建造物に囲まれた無機質な空間が広がっています。
この環境の中で、路側帯や建物周囲の植栽帯などに土系舗装を取り入れると美しい景観効果が生まれます。
土系舗装は防草効果あり、防草対策として多くの方に利用されています。
この防草効果は、薬品を使って得られるものではありません。
機械的な圧縮によって表面が固くなると、草の種が発芽しにくくなるのです。
つまり、薬剤を混ぜて効果を出しているわけではありません(ただし、すべてのメーカーを調べたわけではないため、中には薬剤を混入している商品があるかもしれません)。
小さなお子さんが多く集まる公園や学校などで薬品が使われていると、保護者の方々は心配になるものです。
しかし、土系舗装による防草対策であれば、人や環境への影響が少なく、安心して利用できるというメリットがあります。
よく使われる防草対策としては、防草シートも挙げられます。
防草シートは価格が安いという利点がありますが、多くの場合は黒色なので景観を損ねやすく、また、紫外線で劣化しやすく耐久性が十分とは言えません。
一方、土系舗装はやや費用がかかりますが、見た目が美しく耐久性にも優れています。
長い目で見たときには、決して高すぎる選択ではないと考えています。

土系舗装の多くは、透水性と保水性を備えており、周囲の樹木の生育にも問題がありません。
土と同じように水がゆっくりと染み込み、樹木の周りに施工すると、雑草の発生を防ぎつつ樹木に必要な水分を供給できます。
街路樹やガーデニングの植栽周辺によく使われており、余計な雑草を抑えながら美しい景観の維持が可能です。
さらに、土系舗装は保水性にも優れ、散水や雨水をためておける特徴があります。
たまった水は、時間をかけて地中へと染み込み、一部は表面からのゆっくりとした蒸発で、周りの樹木の健康にも良い影響を与えられます。

土系舗装は、舗装材でありながら「土」の柔らかさも持ち合わせている歩きやすい舗装材です。
土には適度な弾力性や衝撃を吸収する性質があり、人が歩くのに適した素材といえます。
一方で、アスファルトやコンクリートは表面が平らで防塵効果もあり、歩きやすい舗装のひとつです。
しかし、これらは衝撃吸収性が低く、膝や腰への負担が大きくなりやすいのが欠点です。
たとえば、ゴルフボールや鉄球を落とす実験を行うと、アスファルトやコンクリートの上では大きく跳ね返ります。
それに対し、土系舗装材は本物の柔らかい土ほどではないものの、アスファルトやコンクリートよりも衝撃をよく吸収し比較的柔らかいです。
そのため、園路や遊歩道などでは土系舗装材が多く使われています。
また、弊社の『エコクリーンソイル』は、リハビリ施設のスロープや学校のランニングコースに利用された実績もあります。

土系舗装は、舗装材の中でも施工がしやすい特徴があります。
多くの場合、まず路盤をつくり、その上に製品を均一に敷きます。
その後、散水と転圧、養生を行えば施工は完了するので、アスファルトやコンクリートと比べても手順が単純かつ簡単です。
弊社の『エコクリーンソイル』は、転圧が必要ありませんので、路盤⇒敷き均し⇒散水⇒養生と簡単施工です。
このように、さらに簡単な作業で仕上げられます。
ただし、仕上げの均一化は少し難しい場合があります。
しかし、それ以外については特別な技術や資格は必要なく、ほとんどの方が作業可能です。
実際、ご家庭用にご購入いただき、自宅の舗装を自身で行うお客様もいらっしゃるほどです。

上記では、土系舗装のメリットについてご紹介しました。
ご利用いただくことで多くの利点があると考えておりますので、ぜひご検討ください。
弊社は土系舗装材を販売して20年以上の実績があり、日本でもトップクラスの歴史を持っています。
そのため、施工後にお客様からのご意見やご質問も少なくありません。
また、実際に施工してみるとイメージと異なると感じる場合もあります。
そうしたギャップを少しでも解消できるよう、土系舗装に関するよくあるご質問や、デメリットとしてよく聞かれる点についてもご説明いたします。
どんな商品にも完璧なものはなかなかありません。
メリットとデメリットの両方をよくご理解いただき、それぞれの場面に適した形でご活用ください。

車道部分に、土系舗装の使用はできません。
ただし、誤解してほしくないのは、車の乗り入れ口については使用が可能だという点です。
この違いは、製品の衝撃吸収性にあります。
土系舗装は、車が乗っても問題ない強度を持っています。
そのため、駐車場や公園・庭園内の管理車両が通るような舗装など、低速で車が通る場合には強度面で問題はありません。
しかし、車道で使用する場合は、車による大きな衝撃など、あらゆる衝撃に耐えられる性能が必要です。
現時点では、土系舗装はそこまでの性能を持っていないのが実情です。

コンクリートと同じように、土系舗装にも養生期間が必要です。
施工後は、メーカーにもよりますが、数日から1週間程度の養生期間を設けるのが一般的です。
とくに、庭園の園路などお客様が通る歩道の場合は、この養生期間が問題となることがあります。

一般的に、土系舗装は耐久性が低く、数年で劣化するとも言われています。
しかし、これはすべての土系舗装に当てはまるわけではありません。
実際、土系舗装はまだ知名度が高くなく、評価基準も明確に定まっていないため、耐久年数などについては不明確な部分も残っています。
一方で、弊社が提供している『エコクリーンソイル』については、国土交通省のNETIS(新技術情報提供システム)に登録されており、10年以上の耐久年数を確認済みです。
さらに、実際に施工した現場によっては、20年以上にわたり舗装として十分に機能しているケースもあります。

土系舗装にはいくつかの種類がありますが、ここでご紹介する土系舗装材(プレミックス製品)については、運送費についてのお問い合わせが最も多く寄せられています。
プレミックス製品が登場する以前は、固化材と現地で出た土を混ぜ合わせて土舗装を施工する方法が一般的でした。
しかし、現地発生土を使った場合、混ぜ合わせる際に必ず練りムラが生じ、大なり小なり施工後に不具合が発生していました。
このような製品のムラをなくすために誕生したのが、プレミックス製品である土系舗装材『エコクリーンソイル』です。
工場で製造されるため、製品の品質ムラがほとんどなく、施工のしやすさも向上しました。
現地でご利用いただく際には安心してお使いいただける製品です。
現在では、同様のプレミックス土系舗装材が数多くありますが、工場でつくられた製品を現地まで運ぶ際に運送費が発生するので、どうしてもコストが高くなる傾向があります。
しかし、運送費を含めた価格でご検討いただいたうえで、メリットを感じてくださるお客様からはご好評をいただいております。
まずは、お見積りだけでもお気軽にお問い合わせください。

土系舗装に限らず、どのような舗装材でも同様ですが、施工ムラがあると仕上がりにばらつきが出やすくなります。
先ほどメリットとして「施工性が良い」と述べましたが、その一方で、手順を省略したり手を抜いたりすると、施工ムラが発生しやすいデメリットもあります。
土系舗装の場合は、施工不良の多くが
・硬化不足
・硬化後のひび割れ
の形で現れます。
これらの現象が起きる主な原因について、以下でご説明します。

土系舗装が十分に硬化しない主な原因としては、主に以下が挙げられます。
・硬化に必要な水分が不足
・養生不足による凍結や蒸発
多くの土系舗装は、水和反応によって硬化が進みます。
そのため、施工時にはたくさんの水分を使う必要があります。
施工の際、十分な水撒きを省略してしまうと、後になってトラブルが発生し、後悔する結果になりかねません。
また、散水後にしっかりと養生を行わないと、せっかく撒いた水分が硬化する前に蒸発したり凍ったりしてしまい、硬化が進まなくなります。
夏場は気温が高く水分がすぐに蒸発し、硬化がうまく進まなくなりやすいです。
一方、冬場は気温の低下によって散水した水分が凍り、硬化不足を引き起こします。
たとえば、散水後に霜が降りるほど冷え込む場合には、硬化が十分に進みません。
このような季節ごとの課題に対応するには、夏場は養生マットなどを使って水分の蒸発を防ぎ、冬場は加温したうえでの養生が必要です。
散水や養生自体は特別難しい作業ではありませんが、一定の手間はかかります。
しかし、この手間を惜しまず丁寧な作業によって、仕上がりの品質が大きく向上します。

土系舗装(真砂土舗装)に割れが発生する主な原因は、
・強度不足
・下地の不備
が多いです。
通常、土系舗装の多くは、製品を敷きならしたあとに散水し、転圧して仕上げます。
しかし、敷き均しの段階で厚みにムラがあると、一見平らに見えても土系舗装の強度に差が出ます。
そのため、製品の厚さが均一でない場合、強度が足りない部分から割れやすいです。
また、土系舗装も他の舗装と同じように、多くの場合で路盤(路面の基礎となる層)が必要です。
「土だから路盤はいらない」と考える方もいらっしゃいますが、路盤をつくらずに施工すると、当然ながら割れが発生します。
これはコンクリートやアスファルトでも同じです。
土系舗装も舗装である以上、他の舗装と同様に、しっかりとした路盤をづくりが重要です。
路盤のきちんとした施工によって、割れにくい舗装になりますので、ぜひ注意してください。

土系舗装には多くの類似商品が存在し、中には舗装としての性能が著しく低いものや、環境に悪影響を及ぼすものも見受けられます。
弊社は土系舗装材の販売を20年続けており、日本でもトップクラスの長い歴史があります。
販売を始めた当初は、土系舗装材のメーカーはごく少数でしたが、現在では約30~40社にまで増えました。
しかし、中には短期間で市場から姿を消すメーカーも少なくありません。
また、価格が安い反面、性能が十分でない製品や環境への配慮が足りない商品が多く流通している状況も見受けられます。
そのため、土系舗装に対するイメージが悪くなってしまいました。
今回は、そのような品質の低い製品を施工された業者様やお客様が、弊社の『エコクリーンソイル』に切り替えていただいた事例をご紹介いたします。

関東のある現場で土系舗装を施工した際、役所や建設コンサルタントの方からのご連絡が始まりでした。
施工後に雨が降ると、土系舗装がひどく泥濘化(ぬかるみ)し、一部では舗装材が流れ出してしまうなど、問題が発生していました。
こうした状況は、比較的きれいに施工できた場所でも見られ、 わずか数年で地面に大きな凹凸が生じ、舗装として十分な性能を発揮していないように感じられたのです。
施工業者様に詳しくお話をうかがっても、作業手順などに問題は見られず、原因はどうやら製品そのものの性能にあったようです。
そこで、役所や建設コンサルタントのご担当者様と何度も打ち合わせを行いました。
その結果、弊社が20年にわたり実績を積み重ねてきた『エコクリーンソイル』を新たに採用し、やり直しをしていただくことになりました。

湧き水が湧き出る池の周囲に、土系舗装を施工した案件です。
この池は、非常時には生活用水として利用されるため、水質管理が非常に厳しく行われていました。
しかし、施工業者の方が舗装を終えた後に水質検査を実施したところ、水質の汚染を確認。
調査を進めた結果、原因は当時使われていた産業廃棄物が混ぜられている土系舗装材と判明しました。
そこで、環境に100%やさしい土系舗装材へ交換するために、弊社の『エコクリーンソイル』を採用していただきました。

今回の案件は、道路の中央分離帯への施工に関するものです。
道路の中央分離帯や路側帯では、ツツジなどの低木が植えられている周囲に雑草が生えないよう、土系舗装材を使って舗装する計画が立てられていました。
最初は他社メーカーが施工を行い、「環境に問題はない」と説明していたそうです。
しかし、実際には施工後、植栽が次々と枯れてしまいました。そのため、お客様から弊社へお問い合わせをいただき、最終的に『エコクリーンソイル』による再施工を任されました。
他社が使用した土系舗装材には、産業廃棄物こそ含まれていなかったものの、環境に悪影響を与える固化材が多く使われていたため、これが植栽の枯死につながったと考えられます。
なお、土系舗装材は、製品を単に硬くするだけなら容易です。
弊社では、環境にやさしく、安心してご利用いただけるエコでクリーンな製品づくりにこだわっています。

土系舗装(真砂土舗装)は、施工性の良さが大きなメリットです。
以下では、どの程度施工しやすいのか、施工のおおまかな流れを簡単にご紹介します。
ただし、製品によって施工方法が異なる場合があるので、参考として一般的な流れをご説明します。
具体的な方法については、各メーカーの仕様書や説明を必ずご確認のうえ、ご自身が使用される製品の正しい施工方法を守ってください。
なお、実際に施工を行う際は、事前にメーカーに問い合わせて、各製品に合った適切な方法での作業をおすすめします。
1.下地の準備
2.固化剤と現地発生土の撹拌
3.撹拌した土の敷き均し
4.土系舗装材の転圧
5.二次転圧
6.散水
7.養生
8.完成
まず、下地作りとして土系舗装を行う前に、路盤をしっかりとつくり、十分に締め固めます。
次に、ミキサーに固化剤と現地で発生した土を入れてよく混ぜ合わせます。
混ぜ終えた土は、施工する場所に均等に敷きならし、厚さが一定になるよう調整。
その後、土系舗装材を転圧します。
ちなみに、転圧の方法はメーカーごとに異なり、ローラーやプレートを使用することがあります。
また、メーカーによっては二度目の転圧や端部の転圧をすすめている場合も。
施工後は、細かい霧状の水で全体を散水し、シートなどで覆って養生します。
養生の期間もメーカーごとに違いますが、養生が終われば工程は完了です。
1.下地の準備
2.土系舗装材を敷き均す
3.土系舗装材を転圧
4.散水
5.転圧
6.二次散水
7.養生
8.完成
まず、下地の準備として、土系舗装を施工する前に路盤をつくり、しっかりと締め固めておきます。
次に、土系舗装材を厚さが均一になるように丁寧に敷きならします。
その後、舗装材を転圧しますが、転圧の方法はメーカーによって異なり、使用するのはローラーやプレートなどの機械です。
続いて、細かい霧状の水で全体に散水します。
この散水の後に再度転圧することを推奨している製品が多くありますが、具体的な施工手順はメーカーごとに違うので注意が必要です。
また、二度目の散水(二次散水)を勧めているメーカーもあります。
最後に、シートなどで表面を覆い、養生を行います。養生が完了すれば施工は完了です。
1.下地の準備
2.土系舗装材を敷き均す
3.散水
4.養生
5.完成
まず、土系舗装を行う前の下準備として、路盤をしっかりとつくり、よく締め固めます。
次に、土系舗装材を厚さが均一になるように丁寧に広げていきます。
その後、霧状で細かい水を全体にまんべんなく散水。
続いて、施工した部分をシートなどで覆い、養生を行います。
弊社では、この養生期間を1週間とすることを推奨しています。
養生が終わった後、舗装は完成です。
なお『エコクリーンソイル』の具体的な施工方法については、別のページで詳しくご案内しています。
さらに詳細を知りたい方は、ぜひ弊社ホームページの施工方法ページをご覧ください。

「自分の家の小さな庭にも土系舗装をしたいけれど、小さい庭では難しいのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際にはそんなことはありません。
土系舗装材は、もともと大規模な工事で使われることが多い舗装材です。
しかし、防草対策などの目的で、一般のご家庭でもよく利用されています。
今回は、ご家庭で実際に土系舗装材を活用された事例も含めて、ご紹介いたします。
また、ほかの活用事例についても興味のある方は、活用事例からぜひご覧ください。

こちらのお宅では、お庭の手入れがご趣味とのことで、常にとても美しく管理されていました。
以前にも土系舗装をご利用いただいたことがあるそうですが、今回は新しくやり直して、さらにきれいにしたいというご要望がありました。
お庭の手入れが行き届いているうえに、今回『エコクリーンソイル』を施工したため、これまで以上に美しい景観に仕上がっています。

こちらのお宅では、建物の基礎部分が高く、お庭と建物との間に大きな高低差がありました。
写真の左側、下の部分がお庭で、そこでガーデニングを楽しまれています。
そして、建物とお庭の中間部分には『エコクリーンソイル』を使って施工しました。
また、「建物に近い場所では雑草が生えないようにしたい」とご要望がありました。
そのため、建物やお庭の雰囲気に合った防草対策として、ご利用いただいています。

このご家庭では、お庭のスペースを駐車場に導入いただきました。
建物の道路側にはコンクリートで覆われている部分もありますが、少し味気ないとのことで、景観を重視して建物の周りに『エコクリーンソイル』を施工。
当初は、車が出入りすることで問題が起きないか心配されていました。
しかし、しっかりと路盤を整えて施工したため、駐車スペースとしても安心してご利用いただけます。
また、レンガの美しい色合いがアクセントとなり、とても満足していただけました。
さらに、道路側にも施工したいとのご相談もいただいています。

こちらのご家庭では、もともと砂利の上にコンクリートタイルを敷いていました。
しかし、歩きにくいことや、タイルの隙間から雑草が生えてくることにお困りだったそうです。
そこで、既存のタイルを活かしつつ、『エコクリーンソイル』を施工。
施工後は、タイルの間の段差もなくなり、歩きやすくなりました。
また、色合いも美しく、景観にもご満足いただけました。

お庭だけでなく、建物のまわり(いわゆる犬走)への活用例もご紹介します。
建物のまわりは、夏になると雑草がたくさん生えてしまい、秋ごろには草抜きが大変ではありませんか?
そこで、手間を省くために、建物の周囲に『エコクリーンソイル』を施工しました。
その結果、建物の横にある蛇口も使いやすくなり、また夏の虫よけ対策にもなりました。

ここまでお読みいただき、実際に工事を検討する際には、「どれくらいの費用で施工できるのか」が気になりますよね。
建設業界には『建設物価』といった書籍があり、これは専門業者が建設資材や工事費(直接工事費)の価格を公表している参考資料です。
今回は、その『建設物価』から土系舗装材に関する製品の価格情報を抜粋してご紹介します。
ご紹介する価格の前提条件は、
・施工規模300㎡
・舗装の厚さ40㎜
比較的温暖な時期の昼間に支障なく施工できる場合とし、1㎡あたりの工事費としてまとめています。
一般の方にはわかりにくい表現もあるかもしれませんが、公的に公表された正確な価格の参考としてご覧ください。
なお、今回ご紹介する価格は2016年9月号の『建設物価』からの情報のため、現在の価格とは異なる場合があります。
あくまで参考程度にお考えいただき、正式な価格は各メーカーへ直接お問い合わせください。
固化材を使用し、現地発生土などを活用するタイプ
単価:
7,100円/㎡
概要:
自然の土と透明な特殊な弾性樹脂を混ぜ合わせて、敷きならした後に転圧することで、自然な色合いを活かしながら、やわらかい感触が特長の土系舗装です。
この混合物は、現場でモルタルミキサーや移動式プラントなどを使って製造します。
現地発生土などを使用する樹脂入りの土系舗装
単価:
10,800円/㎡
概要:
砂の自然な色や質感をそのまま活かした舗装です。
この舗装は庭園や公園など、周囲の環境とよく調和し、景観にも優れています。
また、雨が降ってもぬかるみができないため、快適で安全に歩けます。
主に使われる場所は、歩道や自転車道、園路などの歩行者用道路や広場です。
リサイクル製品の認定を受けた廃瓦系舗装
単価:
5,700円/㎡
概要:
アルコーサは、廃瓦と砂に特殊な接着剤(バインダー)を加えて混ぜ、加熱してつくられる舗装用の材料です。
また、色のバリエーションも豊富で、瓦ならではの自然な風合いを活かした仕上がりになります。
土系弾性舗装
単価:
7,450円/㎡
概要:
自然土と混ぜても変色せず、自然土ならではの風合いをそのまま表現できます。
また、微粒土もしっかり固めるため、雨水などで表面が流れることがなく、高い耐水性を持っています。
さらに、細かな合成繊維を混ぜ込んでいるため、水分が乾いたときでもひび割れがほとんど発生せず、美しい状態を保つことが可能です。
従来の土系舗装材とは異なり、水加セルフキュアリングシステムを採用しているため、骨材(真砂土)に含まれる水分を硬化に利用でき、骨材の含水率の違いによる影響を受けません。
植栽などにも安心して使え、ほこりも立たず、水たまりもできにくいです。
環境に真摯に向き合い販売履歴20年の歴史のある土系舗装
単価:
6,556円/㎡(建設物価2019年現在)
概要:
地球温暖化やヒートアイランド現象など、さまざまな環境問題が注目されている現在、ECSテクノでは環境にやさしい土系舗装材/ソイル舗装『エコクリーンソイル』を開発しました。
これは防草効果も高い製品です。主な成分には、天然の真砂土(まさど)と、自然由来の原料を使った無機系の固化剤を使用しています。
そのため、人体や周囲の環境にまったく害を与えません。
また、すぐれた保水性があり、地球温暖化やヒートアイランド現象などの環境問題を緩和する効果も期待できる、これまでにない新しい土系舗装材/ソイル舗装となっています。

真砂土舗装(土系舗装)は、自然な土の風合いを保ちながら優れた舗装性能を発揮する環境配慮型の舗装材です。
・景観性
・防草効果
・透水性・保水性
・歩行しやすさ
・施工の簡便性
といった5つのメリットにより、公園や庭園、遊歩道などの場所で活用されています。
ただし、製品選択の際は品質や環境安全性を十分に検討することが重要です。弊社の『エコクリーンソイル』は、
・20年以上の実績
・国土交通省NETIS登録
により信頼性が実証された土系舗装材として、安心してご利用いただけます。
環境にやさしく長期間美しい景観を維持できる『エコクリーンソイル』を、ぜひご検討ください。
<h2>◇自然土系舗装材エコクリーンソイル 建設物価掲載の設計価格や詳細についてご紹介</h2>
土系舗装材料エコクリーンソイルは、エコでクリーンな製品として、人にも環境にも優しい製品です。
日本の販売履歴が長く、全国の遊歩道や防草対策としてよくご利用頂き、数多くの実績がございます。
エコクリーンソイルの詳しい製品情報は下記ページをご参照ください。
<div class="clear"></div>
<h4><a href="https://www.ecocleansoil.jp/wp-content/uploads/2025/09/8f8d391e87004ddd7a0307cbed06d72f.pdf">◆エコクリーンソイル カタログ2025ダウンロード!カタログ画像orこちらの青文字をクリック!!</a></h4>
<a href="https://www.ecocleansoil.jp/wp-content/uploads/2025/09/8f8d391e87004ddd7a0307cbed06d72f.pdf"><img src="https://www.ecocleansoil.jp/wp-content/uploads/2023/11/0870b0729ef19e5044c99c3f940aec1d.png" alt="" width="612" height="863" class="alignleft size-full wp-image-1546" /></a>
<div class="clear"></div>
<h4>◆エコクリーンソイルの積算 使用量の目安について</h4>
使用量について、カタログ裏面に簡単に記載しております。
厚さ40㎜の時、2.8袋/㎡使用 用途:人の通行程度
厚さ50㎜の時、3.5袋/㎡使用 用途:自転車などの通行程度
厚さ60㎜の時、4.2袋/㎡使用 用途:管理車両などの通行程度
<div class="clear"></div>
<h4><a href="https://www.ecocleansoil.jp/showcase/">◆エコクリーンソイル活用 施工事例と写真!こちらの青文字をクリック!!</a></h4>
活用事例を掲載しております。どのような仕上がりになるのか、ご興味ある方は、是非ご覧ください。
<div class="clear"></div>
<h4>◆エコクリーンソイルの設計価格:1,900円/25㎏袋(税別、運送費別)</h4>
御見積が必要な方は、お問合せフォームから、案件の詳細を記載しご相談ください。
<h4>◆エコクリーンソイルの登録評価について</h4>
エコクリーンソイルは下記の登録を取得しており、公共工事においても広くご利用頂いております。
<div class="clear"></div>
<strong>・NETIS登録番号TH-000030-V:活用効果評価有り</strong>
<strong>・東京都建設局新技術登録NO.1001003</strong>
<strong>・旧日本道路公団(NEXCO)新技術登録NO.200100051</strong>
<div class="clear"></div>
エコクリーンソイルは、<strong>建設物価 特殊舗装工 エコクリーンソイル工法</strong>に掲載しております。
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<h4>◆エコクリーンソイルの施工について、条件付きにてご相談承ります。</h4>
弊社は、エコクリーンソイルのメーカーとして製造販売のみ行っておりましたが、
この度、エコクリーンソイルの施工について、関東近郊でのご対応を開始いたしました。
エコクリーンソイルの施工をお受けするにあたり、対応可能な規模やエリアに限りがございます。
下記のお問合せフォームより、ご連絡先、依頼内容を記載の上、ご連絡願います。
※ご依頼内容によっては、お受け出来ない場合もございます。予めご了承ください。
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その他、<strong>エコクリーンソイル設計価格、設計施工歩掛り、平米単価、特注色(応相談)</strong>などお見積作成や必要資料がございましたらお問合せ下さい。
また製品についてご質問やご相談、お困りのことなどございましたら、下記お問合せフォームからお問合せ頂くかお電話にてご連絡下さい。