意外と重要な除草作業の種類について説明と除草方法のご紹介!!

更新日:2024年8月9日


梅雨の季節からだんだんと暑くなる夏の季節に気になるのが雑草問題です。

夏になると不思議と背の丈くらいに成長した雑草が目立つようになってきて、虫が発生したり、道路において見通しが悪くなったり、と植物と言えども悪影響を与えます。

また農業においては雑草を放っておくと作物が育たなくなったり、品質が悪くなったりします。

上記で挙げたように、我々の生活に支障をきたす植物の事を総称して雑草と呼びます。

筆者は、夏になると庭の雑草抜きや学校の雑草抜きをさせられた記憶がありますが、本当に煩わしい作業です。

今回は、除草作業だけでなく、防草対策の方法についてご紹介し、煩わしい雑草との闘いがなくなる方法をご紹介いたします。

 

【時期別一覧】効果的な除草対策

時期によって効果的な除草対策は異なります。時期別での特徴や効果的な除草対策を以下の表にまとめました。

 

時期 特徴 効果的な除草対策
2~4月 発芽時期 この時期は発芽時期なので、これから生えてくる雑草を抑えることが重要です。 ・防草シート

・防草砂

5~8月 生育時期 夏の時期は雑草の生育が活発になるため、速効性のある除草や一気に広範囲除草できるものがおすすめ。 ・除草剤(液剤)

・除草機

5~8月 立ち枯れ時期 夏が終わると雑草の生育は勢いを失い、弱っていきます。そのため、来年の生育時期に向けての除草対策がおすすめです。 ・除草シート

・除草剤(粒剤)

 

【2~4月】発芽時期

2~4月は、雑草の発芽時期。5月以降の雑草生育を抑えるためにも、雑草の芽を抑えることが重要です。

 

効果的な除草対策は

 

・防草シート
・防草砂

 

など。

 

除草剤を使用する際は、粒剤タイプを使うのが効果的です。粒剤タイプの除草剤は、雑草の根から薬剤を吸収させ芽を枯らすことができます。また、粒剤タイプの除草剤は、持続性が高いという特徴もあります。最長で3~9か月程度効果が維持できるため、発芽時期に効果的です。

 

 

【5~8月】生育時期

5~8月は、雑草の生育時期です。夏の時期は処理しても生い茂ってくる雑草に苦しめられた方も多いでしょう。

 

雑草の整腸が早い生育時期は、速効性のある除草対策や一度に広範囲の雑草を処理できる除草対策が効果的です。

 

おすすめの除草対策は

 

・除草剤(液剤)
・除草機

 

など。

 

2~4月の発芽時期とは異なり、液剤タイプの除草剤がおすすめです。雑草の根から枯らす粒剤タイプに対し、液剤タイプは雑草の茎や葉に作用するため速効性が期待できます。また、広範囲の雑草を一気に処理するためには、除草機などの機械を使うことも効果的です。

 

 

【9~1月】立ち枯れ時期

9~1月は、立ち枯れ時期です。この時期になると、雑草の生い茂りは勢いが落ち、弱っていきます。そのため、翌年の発芽時期に備えて除草対策が必要です。

 

おすすめの除草対策は

 

・除草シート
・除草剤(粒剤)

 

など。

 

2~4月の発芽時期と同じく、冬の時期は粒剤タイプの除草剤を使うのが効果的です。除草シートを冬の時期に仕込む場合は、雪が降る前に作業することをおすすめします。雑草に雪が積もると、雪解けとともに雑草が息を吹き返す可能性があります。降雪地域では十分に注意しましょう。

 

 

◇除草作業の種類と重要性について!

 

除草作業の重要性についてご説明!! 防草対策の前には必須作業!

道路や空き地どんな場所でも必ずと言っていいほど雑草は生えてきます。

雑草を放置すると道路脇の雑草が大きく成長し、見通しが悪くなり、交通障害に発展することもあります。

空き地など手入れもなく雑草が生い茂ると虫が発生し、野生動物まで住み初め、近隣の住環境も脅かされます。

また農業においても水田、畑の雑草は大変やっかいな存在でして、雑草が生えると土壌の養分や水を奪ってしまい、雑草が生い茂り日光を遮り、作物の成長を著しく阻害します。

その結果、十分に成長していない作物となり、収穫量が減ってしまったりします。

上記のことから、雑草を取り除く「除草」作業は大変重要で、昔から日本人は農業を営んでいた為、隣り合わせの関係にあります。

田舎の農村に行くと腰の曲がったお年寄りを見かけることがあり、若い頃から腰を曲げて行う農作業によるものと言われてますが、その大半の作業が除草作業の雑草抜きでした。

現在では、除草機械や除草剤の普及により、雑草抜きの作業が軽減されたことによって、腰の曲がったお年寄りの方は減ってきているそうです。

除草作業の方法について、手による除草 草むしり、雑草取りのご紹介

一番原始的であり、特に準備も必要もなく直ぐに行える除草方法としては、手による雑草取りです。

素手だけでなく、鎌や鍬などの道具を使って、雑草を引っこ抜いたり、根こそぎ刈り取る方法です。

かつてはこの方法しかなく、素手で引っこ抜いても根が残ってしまったり、鎌で刈り取る方法では根本が残ることが多く、場当たり的な対処方法となります。

その為、雑草が生えては雑草取りと繰り返し作業が重なり、重労働となってしまいます。

一般的な家庭のお庭など除草スペースが小さい時は、手での草むしりで十分かと思います。

用意する物は、軍手とゴミ袋だけ準備すればすぐに行うことが出来ます。

かかる費用は、1000円もかからず作業に取り掛かる事が出来ます。

道具を使う場合は、桑や鎌を準備します。

かかる費用は、ホームセンターなどで、おおよそ1万円以内で購入できます。

 

除草作業の方法について、機械による除草のご紹介

手によって行われていた草むしりや雑草取りから、時代とともに機械を使った除草作業に変わっていきました。

産業の発達により、農機具も発達し、草刈り機や耕耘除草機などが出てきました。

草刈り機は、水田、果樹園などの周辺や空き地などの農耕地でない場所など、草刈り機を用いることで雑草の地上部を短く刈り取ります。

かつて、鎌で作業をしていたものが効率よく行えるようになり、また姿勢も腰を曲げずとも立ったまま作業が出来、現在でも使用されています。

耕耘除草機は、畑を耕しつつも土を撹拌し、生えている雑草を抜き、切断したりし、除草作業としても使われます。

こちらもかつては鍬で作業をしていたものが代替し、現在の農家でも多く使用されているものです。

最新の芝刈り機だと自動掃除機のような芝刈り機もあり、機会もどんどん進化しています。

草刈機など機会を購入しなければいけず、少しハードルが高くなります。

かかる費用は、安価な物だと1万円くらいから販売されているようです。

ちゃんとしたブランドのものだと3万円くらいかかり、エンジン式な物だと10万円ほどで準備できます。

 

除草作業の方法について、生物による除草のご紹介

生物に雑草などを食べてもらう方法ですが、問題点も多いようで、あまり実用化はされていないようです。

概要としましては、完璧な除草が目的ではなく、特定の草種や被害軽減が目的となります。

利用生物には、昆虫、小動物、植物、などがあります。

対象となる雑草に効果があり、非対象となる他の生物に対して、害がないことを細かくチェックしなければなりません。

また生物による除草は周囲に対して、生態系を崩してしまう可能性があるため、厳しく注意する必要があります。

その上、効果おいても生物を扱うため100%同じ効果を一定に出し続けることが難しいところでもあり、広く実用化まで至っていないのが現状です。

ちなみに、ヤギを購入しようと思うと5万円弱くらいからかかるようです。

その他に飼育にかかる費用がかかります。

ヤギは比較的飼育も容易に出来るようですが、しっかりと飼育できる環境を整えてから検討頂ければと思います。

 

除草作業の方法について、薬(除草剤)による除草のご紹介

薬(除草剤)を散布することにより、雑草を枯らしたり、今後生えてこないようにする方法です。

上記に挙げた従来の除草方法と比較して、散布するだけと簡単で、効果が安定的かつ持続的であります。

作業効率は大変よく、体への負担は一番楽になるかと思われます。

しかしその反面、作物への薬害や除草剤に強い抵抗性雑草が生えてしまったり、一番問題視されているのは、薬の残留です。

薬品を散布することで、周囲の昆虫や動物を死滅させてしまい生態系への影響が出たり、食品への残留薬品として我々人間にも影響されます。

現在では使用目的をはっきりとさせ、ある一定の植生物に効果があるように環境にも配慮したものもあり、現在では一般的な方法として用いられています。

除草剤の費用は、500円程度の安価から3万円ほどするものがあり、ホームセンターなどで容易に購入可能です。

容量にもよりますが除草効果にも差があるようなので、使用量や周辺への影響などをよく検討して使用して頂ければと思います。

除草せずに放置するとどうなる?

道路や空き地どんな場所でも必ずと言っていいほど雑草は生えてきます。
雑草を放置すると道路脇の雑草が大きく成長し、見通しが悪くなり、交通障害に発展することもあります。
生い茂った雑草を除草せずに、そのまま放置すると以下のような影響がうまれます。

・害虫が増える
・アレルギー反応が出る
・火事の原因・犯罪者に利用される

それぞれ詳しく解説していきます。

害虫が増える

空き地を手入れせず放置していると、害虫が繁殖する可能性があります。
成長した雑草が、害虫たちの良い住処になるのです。
厄介な害虫はハダニです。
ハダニは葉を食い散らかす習性があり、雑草だけならまだしも、近くの植木や花壇に移動して荒らさせる可能性があります。
他にも、青虫やシャクトリムシ、毛虫などが発生することもあるので、注意が必要です。
また、雑草を除草せずに放置すると、バッタが大量発生するリスクもあるので、早めの除草を心がけましょう。

アレルギー反応が出る

雑草を放置すると、花粉症などのアレルギー成分が出る恐れがあります。
花粉症と聞くと、春のスギやヒノキをイメージしますが、次に多いとされているのが「イネ科」の花粉症です。
雑草の中にはイネ科の草が多く、代表的なものでいうと「カモガヤ」「ハルガヤ」などが挙げられます。
イネ科の花粉症は、4月ごろから始まり、夏にかけてピークを迎えます。
また、秋口からはヨモギやブタクサなども花粉症の原因になります。
雑草を除草せずに放置すると、春以外の季節でもアレルギー反応が出る恐れがあるので、なるべく放置せず除草するのがベストといえます。

火事の原因になる・犯罪者に利用される

雑草の放置は、火災リスクを高めるため非常に危険です。
ちょっとした雑草ならリスクは低いですが、雑草が繁茂している中で引火すると、山火事並みの勢いで燃え広がってしまいます。
自分が気を付けていても、タバコのポイ捨てなど、何らかの原因で引火することがあります。
とくに、秋から冬の季節は、空気が乾燥してより燃え広がりやすくなります。
火事を引き起こさないためにも、早めに除草するのが良いでしょう。
また、火災リスク以外にも、背の高い雑草は犯罪者の良い隠れ家になります。
こうなっては、空き巣被害などが多発する恐れがあるので、雑草が成長する前に除草を検討しましょう。

 

除草剤以外の除草方法

人体や環境のことを考えると、除草剤はあまり使いたくないという方も多いのではないでしょうか。
除草剤を使わなくても雑草を枯らす方法はいくつかあり、
・重曹水
・熱湯
・塩水
などが代表的な方法です。
それぞれにメリット・デメリットあるので、特徴を詳しく解説していきます。

 

重曹水

家の掃除や料理など家事で使われることの多いイメージですが、重曹には植物の老化を進ませて雑草を枯らす効果があるため、除草作業にも適しています。
重曹を除草に使用する際は、植物に浸透するように濃度8%程度の重曹水を作り散布するのがおすすめで、雑草の葉に傷をつけると重曹水が浸透しやすくなるので、散布する前に実践してみてください。
ただし、重曹はスーパーやドラッグストアなどで簡単に購入できますが、除草剤ほどの除草効果はないので、その点は頭に入れておきましょう。

熱湯

雑草は、約60℃の温度に達すると細胞がダメージを受けはじめ、その後2~3日程度で枯れていくため、意外かもしれませんが、熱湯を使って除草することも可能です。
熱湯であれば新しく何かを購入する必要もなく、ただお湯を沸かすだけなので余計な費用もかかりません。
また、除草剤を使わないことで、小さなお子さんやペットがいるご家庭でも安心して使用できますが、熱湯自体は雑草の根茎まで届かないため完全に除草するのは難しいといえます。
そのため、広い範囲の除草には向いておらず、コンクリートの隙間に生えている雑草など、一部分のみを除草したい場合におすすめです。

塩水

塩水には、植物の水分を奪い雑草を枯れさせる効果があります。
やり方はいたって簡単で、塩を直接撒くか、海水濃度と同じ約3.4%程度の塩水を作り散布するかの2択です。
基本的には、1週間程度で雑草が枯れはじめ、3か月程度は除草効果が維持されます。
しかし、塩は土の中で分解されないため、塩水を撒くと雑草以外の植物にも影響を与えてしまう可能性があるのであまりおすすめはできません。
また、周囲に塩が流れ出て近隣住宅にも被害が出る可能性もあり、土地の塩分濃度が高いと売却する際の土地評価にも影響を及ぼす可能性があります。
塩を撒くだけなので簡単な除草方法ではありますが、注意点も踏まえたうえで実践するようにしましょう。

 

除草作業の方法について、まとめ

除草をする場所や施工面積を十分検討し、上記のような方法で効率的に除草を検討頂ければと思います。

夏場の季節での除草作業は、熱中症と脱水症状に十分気をつけて作業をしてください。

また除草作業に併せて、防草対策もすれば今後の煩わしい除草作業を減らす事が出来ると思います。

防草対策に興味のある方は、の記事を参考にしてみて下さい。

防草対策(雑草対策)の方法について、各種類の効果を完全解説!!

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投稿者:奥野 瞬

経歴:明治大学卒業後、大手ゼネコングループ企業に勤務し、設計や営業を経験し、大規模建築から小規模建築まで様々な案件に携わる。 その後、現在の有限会社ECSテクノへ転職し、営業及び広報担当とし勤務している。 土木の領域は経験が浅い為、勉強をしつつ情報をブログにて共有し、自身のアウトプットとして行っている。

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