造園の舗装にピッタリな自然土系舗装材エコクリーンソイル!!

更新日:2021年7月12日


 

今回は、エコクリーンソイルを良く使用して頂いている『造園工事』について、解説していきます。
エコクリーンソイルは自然土系の舗装材として、公園や庭園などの園路に良くご利用頂いております。
公園などの園路の工事は、造園工事、公園工事と呼ばれるジャンルになり、一般の道路工事などの土木工事とは、ジャンル分けされています。
土木工事においてもエコクリーンソイルをご利用頂きますが、メインの舗装目的ではなく、付帯する歩道の舗装や道路脇の防草対策などでご利用頂く事が多いです。
その反面、造園工事では公園や庭園などの、広場や園路などでエコクリーンソイルを舗装としてご利用頂きます。
ではそもそも、土木と造園の違いについてからご紹介いたします。
 

◇「造園とは」造園という言葉について

造園は一言で表すと、景観性に優れた空間を造る事です。
公園や庭園などの空間(エリア)において、自然物である、水、土、石、植物、などを主として緑地整備をし、調和の取れた緑の空間を造ることです。
造園は英語でLandscape architectureと言われ、街並みを構成する空間を造るという意味合いから、都市計画などでも使われます。
日本において造園というと植栽など扱う業種、ランドスケープと言うと都市計画をする土木、建築の業種のイメージが強くありますが、
両方とも空間を造るという事から、アメリカなど英語圏では同じランドスケープの分野になり、同じ言葉で広い意味合いを持つことになります。
日本にもその語源の影響があり、公園や庭園だけでなく、イベントやテーマパークの施設、市街地や都市部の整備など、色々な施設や空間を対象にした工事なども造園工事のジャンルに含まれるます。
造園の概念が分かったところで、造園工事についてご説明いたします。

 

造園工事について

工事や設計の際には、どこまでの範囲がどの工事に当てはまるのかと、たびたび議論になる事があります。
これは簡単に言うと、工事=業種で分かれる事が多く、
大きなくくりで話すと道路を造る時は、土木工事。建物を造る時は、建築工事。などと言った感じです。
更にフォーカスすると、道路を造る時の道路は土木屋さんが請け負いますが、道路脇の植栽は造園屋さんが施工されたり、
建物の時は、基礎や外壁を造るコンクリート屋さん、建物内部を造る内装屋さん、屋上防水を施工する防水屋さんなどなど、
道路や建物を造る時は、工事規模にもよりますが、一つの業種で成り立つ事は少なく、色々な業種が交わり造られます。
といった工事範囲の前提を踏まえ、造園工事は建設工事という大きな枠組みに含まれます。
造園工事は、公園や庭園などの緑地空間を整地し、植栽、景石など用いて、景観性、環境性に富んだ空間を造る建設工事の一つです。
公園や庭園などの自然環境に近いものだけでなく、園路や広場などの歩道部、付帯する建物、など多岐に渡り造園工事として扱われることがあります。
その為、造園会社の中には、「造園土木」名乗り、広い範囲で請け負う事が出来るような会社も少なくありません。
造園工事の定義については、下記のような記述がありましたので、参考にして下さい。
 

〈しばしば現場で造園の工事の範囲はどこまでかということが問題となることがある。造園工事は建設業法に基づく建設工事の一つで、昭和60年10月の建設省建設経済局長通達によれば、「造園工事は、敷地、樹木の植栽、景石のすえ付け等により庭園、公園緑地等の苑地を築造する工事」とされ、例示として、「植栽工事、地工事、景石工事、地こしらえ工事、公園設備工事、広場工事、園路工事、水景工事」とされている. したがって、敷地造成工事から工作物工事までを含む総合的な工事が造園工事であると理解することができる。重要な部分として、造園工事の例示の中に広場工事と園路工事が新しく追加されたことで「広場工事とは、修景広場、芝生広場、運動広場その他の広場を築造する工事であり、園路工事とは、公園内の遊歩道、緑道等を建設する工事である。例示における公園設備工事には、花壇、噴水、その他の修景施設休憩所、その他の休養施設、遊戯施設、便益施設等の建設工事が含まれる。」となっている。〉

 

〈参考文献〉Wikipedia 造園工事 工事の定義(URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A0%E5%9C%92%E5%B7%A5%E4%BA%8B 閲覧日:2019/12/11)
 

造園業を営む造園屋さんについて

上記のように造園の定義や造園工事の範囲でお話すると広い意味がありましたが、
日本において造園業とは、先に既述した公園や庭園などの空間を設計、施工、管理する業種の事で、植栽関係を取り扱う認識が一般的です。
また公共工事など規模の大きい工事を請け負う際は、認可を受ける必要があり、必須要件として造園施工管理技士、造園技能士の資格を持つ者いることが必要になります。
資格があればある一定の知識、経験があることが伺えますが、技能資格が無い会社はダメなのかというと、そうではありません。
資格が無くても経験や伝統的な技術と心を持った職人気質な会社や職人さんも存在します。
これは日本の文化が古くからあり、資格では表現出来ない部分もあるからです。
 

どこに工事を依頼をすればいいのか。造園屋さん?植木屋さん?外溝屋さん?

日本は緑が多く、自然との共生も上手な国で造園業の会社も数多くあり、一つ一つの会社が持つ強みは異なります。
同じ造園会社でも、伝統的な日本庭園を造る事が得意な会社、一般家庭の庭造る事が得意な会社、大きい面積の植栽帯を造る会社など、その会社単位で持つ強みは異なります。
工事を依頼する時は、依頼する会社さんの強みがどこにあるのかも大切になります。
 
例えば、家庭の広い庭を日本庭園風にしたい時、どこに依頼をすればいいのか。
これも一言で指定は難しいです。
既述した通り、造園には広い意味があり、造園、植木、外構、どの会社も造園業として登記があったりします。
しかし会社名からある程度の専門性を読み解くことが出来る事もあります。
「○○造園土木」という会社だと家庭の庭は規模が小さく請けてもらえなさそう、「○○植木」「○○エクステリア」だと対応してくれそう、などです。
その逆もしかり、「○○植木」「○○エクステリア」では、規模の大きい工事は難しいのかなと感じてしまう事もあります。
工事を依頼する地域にもよりますが、その会社のHPも参考にしつつ、問合せを入れる必要があります。
 

◇造園工事の舗装に良く使われる自然土系舗装材エコクリーンソイルの施工例

造園はただ緑を多くすることではなく、その空間において人と自然が豊かに過ごせるように調和の取れた空間を創出する事が大切です。
その為、造園工事に含まれる公園の舗装などで、アスファルト舗装では自然なとの調和が崩れるから、もっと自然に近いもので舗装材として使えるものとして、エコクリーンソイルのお問合せを良く頂きます。
エコクリーンソイルの主成分のほとんどは、自然土である真砂土から出来ており、見た目も自然の土そのものでありながら、十分に硬化するため舗装材としてご利用頂けます。
造園工事の歩道や広場では、自然な見た目で調和の取れた舗装材として、エコクリーンソイルを良くご指定頂く事があります。
今回は、国や市からの造園工事としてご利用頂いた施工例を一部ご紹介いたします。
その他の活用事例についてご興味ある方は、◆活用事例はこちらの青文字をクリック!!是非ご覧ください。

 

高台にある公園の造園工事 エコクリーンソイル施工例

高台にある公園の園路舗装にご利用頂いた施工例です。
こちらは、駐車場脇から、植樹桝の周り、公園の園路まで続く広いエリアで施工して頂きました。
公園は植樹、植栽が豊富で舗装材料による環境懸念もあり、エコクリーンソイルを選択して頂きました。
幹が大きくなり割れる事を懸念し、植樹桝の中には施工しておりませんが、エコクリーンソイルは簡単施工ですので、人工物のベンチの脚元までキレイに施工出来ます。

鹿児島県内 エコクリーンソイルによる展望台公園内舗装の施工事例と施工写真


 

海の見える展望台の造園工事 エコクリーンソイル施工例

鹿児島県の海が見える展望台への舗装に使用して頂いた施工例です。
温暖な気候で観光客の方も増加傾向にある地域で、周辺の公園など色々な所がどんどん整備されてきています。
自然が豊かに残る地域として、自然に優しい製品でかつ自然との調和がとれた製品として、エコクリーンソイルを使用して頂いてます。
撮影時はあいにくの天気ですが、晴れた日には発色もよく、とてもキレイに仕上げて頂いてます。

鹿児島県内 エコクリーンソイルによる海の見える展望台内舗装の施工事例と施工写真


 

展望台の造園工事 傾斜のあるアプローチへのエコクリーンソイル施工例

先ほどの展望台の近くにあり、同じく展望台へのアプローチと広場の舗装に使用して頂いております。
この展望台のあるエリアの道路沿線では、数か所にわたりご利用頂いております。
エコクリーンソイルは平場だけでなく、30~40度程度の傾斜のある法面でも使用可能なため、アプローチなど傾斜のある舗装でも施工可能です。

エコクリーンソイルによる展望台へのアプローチ及び広場の施工事例と施工写真


 

横須賀市にある公園の造園工事 歩道部へのエコクリーンソイル施工例

こちらは少し高低差のある道路に挟まれた中州のような公園で、住民の方が行き来するために通られる方が多い公園です。
草木が生い茂り通行に障害も出ていたこともあり、造園工事として、整備されました。
その際に、景観性も良く、雑草の抑制も出来る土系舗装材として、エコクリーンソイルをご利用頂きました。

神奈川県横須賀市内 エコクリーンソイルによる道路に挟まれた角地公園舗装の施工事例と施工写真


 

大阪府にある公園の造園工事 園路へのエコクリーンソイル施工例

大阪府にある公園の園路舗装にエコクリーンソイルを使用して頂いた施工例です。
こちらの公園は、近くの保育園や幼稚園から園児が遊びに来る公園です。
園路の縁石には、丸美を帯びた石を連ねて配置していたり、自然感のある作りになっています。
その為、園路もアスファルトではなく、自然感のある舗装材としてエコクリーンソイルをご利用頂きました。
エコクリーンソイルは主成分が自然土で出来ており、施工していない部分と一見すると見分けがつきにくいが、舗装材として固まり、綺麗な舗装面を確保しています。

大阪府内 エコクリーンソイルによる公園園路舗装の施工事例と施工写真

大阪府にある丘公園の造園工事 擬木階段部へのエコクリーンソイル施工例

大阪府にある丘の形状をした公園の階段部にエコクリーンソイルを使用して頂いた施工例です。
公園の園路には、平場の舗装だけでなく、階段などの部分も当然出てきます。
擬木の縁どりを利用し、自然感のある階段を造る時は、エコクリーンソイルの自然な見た目と相性が本当に良く、綺麗に仕上がります。

大阪府内 エコクリーンソイルによる丘陵公園擬木階段の施工事例と施工写真

 

千葉県にある川沿いの防草対策としての造園工事 エコクリーンソイル施工例

千葉県の住宅街を通る川沿いの防草対策として施工して頂いた事例です。
写真からは川が見えませんが、近くに河川が通り、夏場は雑草が生い茂るため、その対策として市の造園工事として発注されました。
勾配のある法面への施工でして、法面の際には、よく滑り防止と強度が増すように金網を設置して頂いており、こちらの現場でも採用して頂きました。

千葉県内 エコクリーンソイルによる川沿いの法面防草対策の施工事例と施工写真

上記は、施工前と施工後の比較写真です。
雑草を刈り込んだ後にも関わらず雑草が多く、防草シートもあまり効果を発揮していませんでした。施工後3か月後では、夏場ということもあり、隙間から雑草が生えていますが、エコクリーンソイル面は見事に雑草を遮断しております。

◇自然土系舗装材エコクリーンソイル 建設物価掲載の設計価格や詳細についてご紹介

土系舗装材料エコクリーンソイルは、エコでクリーンな製品として、人にも環境にも優しい製品です。
日本の販売履歴が長く、全国の遊歩道や防草対策としてよくご利用頂き、数多くの実績がございます。
エコクリーンソイルの詳しい製品情報は下記ページをご参照ください。

エコクリーンソイル

◆エコクリーンソイル カタログ2023ダウンロード!カタログ画像orこちらの青文字をクリック!!

◆エコクリーンソイルの積算 使用量の目安について

使用量について、カタログ裏面に簡単に記載しております。
厚さ40㎜の時、2.8袋/㎡使用 用途:人の通行程度
厚さ50㎜の時、3.5袋/㎡使用 用途:自転車などの通行程度
厚さ60㎜の時、4.2袋/㎡使用 用途:管理車両などの通行程度

◆エコクリーンソイル活用 施工事例と写真!こちらの青文字をクリック!!

活用事例を掲載しております。どのような仕上がりになるのか、ご興味ある方は、是非ご覧ください。

◆エコクリーンソイルの登録評価について

エコクリーンソイルは下記の登録を取得しており、公共工事においても広くご利用頂いております。

・NETIS登録番号TH-000030-V:活用効果評価有り
・東京都建設局新技術登録NO.1001003
・旧日本道路公団(NEXCO)新技術登録NO.200100051

エコクリーンソイルは、建設物価 特殊舗装工 エコクリーンソイル工法に掲載しております。

◆エコクリーンソイルの施工について、条件付きにてご相談承ります。

弊社は、エコクリーンソイルのメーカーとして製造販売のみ行っておりましたが、
この度、エコクリーンソイルの施工について、関東近郊でのご対応を開始いたしました。

エコクリーンソイルの施工をお受けするにあたり、対応可能な規模やエリアに限りがございます。
下記のお問合せフォームより、ご連絡先、依頼内容を記載の上、ご連絡願います。
※ご依頼内容によっては、お受け出来ない場合もございます。予めご了承ください。

その他、エコクリーンソイル設計価格、設計施工歩掛り、平米単価、特注色(応相談)などお見積作成や必要資料がございましたらお問合せ下さい。
また製品についてご質問やご相談、お困りのことなどございましたら、下記お問合せフォームからお問合せ頂くかお電話にてご連絡下さい。

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投稿者:奥野 瞬

経歴:明治大学卒業後、大手ゼネコングループ企業に勤務し、設計や営業を経験し、大規模建築から小規模建築まで様々な案件に携わる。 その後、現在の有限会社ECSテクノへ転職し、営業及び広報担当とし勤務している。 土木の領域は経験が浅い為、勉強をしつつ情報をブログにて共有し、自身のアウトプットとして行っている。

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