問題視されるヒートアイランド現象の効果的な対策とは

更新日:2024年3月30日


近年、ますます問題となっている「ヒートアイランド現象」地球温暖化と同じく、対策を打たなければどんどん進行し、私たちの生活にも影響を及ぼす可能性があります。しかし、実際何をすればいいのかわからない方も多いでしょう。そこで、この記事では以下のポイントについて詳しく解説していきます

 

・ヒートアイランド現象のおもな原因
・効果的なヒートアイランド現象対策
・ヒートアイランド現象対策におすすめの舗装材

 

土地の所有者や、今後ヒートアイランド現象対策を講じたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

ヒートアイランド現象とは

ヒートアイランド現象とは、都市の中心部の気温が郊外に比べて島状に高くなる現象のことです。東京周辺では、30℃以上の時間数が1980年代前半は年間200時間程度でしたが、近年では約2倍になり、範囲も広くなってきています。このままでは、ヒートアイランド現象は都市部だけの問題ではなく、どんどん範囲が広がっていく可能性があります。それでは、なぜヒートアイランド現象が生じるのか。その原因を解説していきます。

 

参照:環境省|ヒートアイランド現象とは

 

ヒートアイランド現象のおもな原因

ヒートアイランド現象のおもな原因と対策を以下の表にまとめました。

 

 

原因 要因 対策
人工排熱の増加 ・空調機器や自動車から排出される熱

・工場やごみ焼却場からの排熱

・節電などの省エネ

・都市全体の排熱削減

地表面被覆の人工化 ・緑化の減少

・アスファルトやコンクリートの増加

・都市緑化の推進

・地表面の保水化、打ち水

都市形態の高密度化 ・高層ビルによる風通しの阻害

・天空率の低下

・都市部の風通しの改善

 

ヒートアイランド現象のおもな原因は上記のとおりで、工場や高層ビルなど個人ではどうにもできないことも多くあります。しかし、国や企業だけでなく、個人でもできることはあるので、ヒートアイランド現象対策は一人ひとりの心がけが重要といえます。

 

参照:環境省|ヒートアイランド現象とは

 

ヒートアイランド現象対策で重要な「緩和策」「適応策」

ヒートアイランド現象対策を実施する前に「緩和策」と「適応策」を知る必要があります。

 

緩和策とは、ヒートアイランド現象を生じさせないように、原因を削減する対策のこと。これまでは、この緩和策をもとにさまざまな対策が進められていました。ヒートアイランド現象は都市化に直結しているため、長期的な視点で考える必要があります。

 

一方、ヒートアイランド現象がある程度生じることは避けられないことを前提に、緩和策による健康影響などを可能な限り軽減する対策を「適応策」と呼びます。今後はヒートアイランド現象を抑えるためにも、企業を含め個人の適応策が必要になってきます。

 

参照:環境省|効果的なヒートアイランド対策の推進手法

 

1. 温度上昇を抑える舗装材を使用する

ヒートアイランド現象対策として、一番に挙げられるのは「舗装工事」です。アスファルトやコンクリートの道路が増えるとどうしても表面温度が上昇します。そのため、保水性のある舗装材などを使用し、表面温度の上昇を抑える必要があります。

 

また、車が通らない道では自然土系舗装を使用するなどの工夫も求められます。

 

2. 都市緑化に努める

ヒートアイランド現象の原因のひとつでもある「緑化の減少」緑は、太陽の光を遮り、体内から水分を発散する「蒸散」によって、温度の上昇を抑える効果があります。

 

都市全体の緑化はスケールが大きくなりますが、家の敷地内やちょっとした緑化であれば誰でも実施できます。一人ひとりが緑化を実施することで、ヒートアイランド現象対策に貢献できるでしょう。

 

ヒートアイランド現象の対策には自然土系舗装材「エコクリーンソイル」

私たち有限会社ECSテクノでは、地球温暖化に対し、弊社が出来る事から活動することでヒートアイランド現象対策に貢献いたします。弊社の「エコクリーンソイル」は、環境負荷の軽減、特に安全性を重視し、景観性向上等の観点から様々な所に適応し防草と自然土の質感等の特徴を発揮するように開発されています。

 

本製品は、厳選された良質な天然の真砂土を主成分としている、環境に配慮した新しい土系舗装材。この製品の特徴としては以下が挙げられます。

 

・見た目の自然さ
・緩やかな透水性
・強い保水力も有する
・雨水による水たまりが出来にくい
・土壌の乾燥を防ぎ樹木に対して安定した水環境を与える効果

 

温暖化対策の面では、保水した素材からの水分蒸発による冷却効果により、コンクリートやアスファルトと異なる自然に近い温度抑制効果を発揮する事が出来ます。

 

まとめ

ヒートアイランド現象のおもな原因は、以下の3つです。

 

原因 要因 対策
人工排熱の増加 ・空調機器や自動車から排出される熱

・工場やごみ焼却場からの排熱

・節電などの省エネ

・都市全体の排熱削減

地表面被覆の人工化 ・緑化の減少

・アスファルトやコンクリートの増加

・都市緑化の推進

・地表面の保水化、打ち水

都市形態の高密度化 ・高層ビルによる風通しの阻害

・天空率の低下

・都市部の風通しの改善

 

ヒートアイランド現象対策には「緩和策」と「適応策」があり、具体的な対策は以下のとおりです。

 

1. 温度上昇を抑える舗装材を使用する
2. 都市緑化に努める

 

弊社では、自然土系舗装材「エコクリーンソイル」を提供しています。環境にやさしく、景観を崩さない舗装材となっていますので、興味がある方はお気軽にご相談ください。

◇自然土系舗装材エコクリーンソイル 建設物価掲載の設計価格や詳細についてご紹介

土系舗装材料エコクリーンソイルは、エコでクリーンな製品として、人にも環境にも優しい製品です。
日本の販売履歴が長く、全国の遊歩道や防草対策としてよくご利用頂き、数多くの実績がございます。
エコクリーンソイルの詳しい製品情報は下記ページをご参照ください。

エコクリーンソイル

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使用量について、カタログ裏面に簡単に記載しております。
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◆エコクリーンソイルの登録評価について

エコクリーンソイルは下記の登録を取得しており、公共工事においても広くご利用頂いております。

・NETIS登録番号TH-000030-V:活用効果評価有り
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弊社は、エコクリーンソイルのメーカーとして製造販売のみ行っておりましたが、
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エコクリーンソイルの施工をお受けするにあたり、対応可能な規模やエリアに限りがございます。
下記のお問合せフォームより、ご連絡先、依頼内容を記載の上、ご連絡願います。
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また製品についてご質問やご相談、お困りのことなどございましたら、下記お問合せフォームからお問合せ頂くかお電話にてご連絡下さい。

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投稿者:奥野 瞬

経歴:明治大学卒業後、大手ゼネコングループ企業に勤務し、設計や営業を経験し、大規模建築から小規模建築まで様々な案件に携わる。 その後、現在の有限会社ECSテクノへ転職し、営業及び広報担当とし勤務している。 土木の領域は経験が浅い為、勉強をしつつ情報をブログにて共有し、自身のアウトプットとして行っている。

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