歩道の舗装はなぜ必要?舗装の役割やおすすめの舗装方法とは

更新日:2024年10月21日


「歩道の舗装には何を使えばいいの?」
「そもそも歩道を舗装する意味はあるの?」

 

普段何気なく歩いている歩道ですが、日本ではほとんどの道が舗装されています。しかし、車道とは違い、なぜ歩道を舗装する必要があるのか疑問を抱いた方も多いでしょう。そこで、この記事では、舗装の重要性や歩道におすすめの舗装方法を詳しく解説していきます。

 

公園や自宅の外構など、歩道の舗装を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

 

 

歩道の舗装はなぜ必要?

そもそも、舗装とは道路の耐久性を高めるために、コンクリートやアスファルトなどで敷き固める作業のことです。舗装は、路床(ろしょう)・路盤・基層・表層の4層が一般的で、路盤・基層・表層をあわせた部分を舗装と呼びます。

 

舗装には、人や車が安心して快適に走行できる耐久力を高める効果や、雨天時のぬかるみ、砂が舞わないようにするなど、さまざまな役割があります。舗装をする・しないで見た目も性能も大きく変わってくることを覚えておきましょう。

 

 

歩道に適した3つの舗装方法

舗装にはさまざまな種類がありますが、歩道にもっとも適した舗装方法は以下の3つです。

 

舗装 メリット デメリット
樹脂系混合物舗装 ・景観がよくなる

・やわらかく歩道に適している

・強度が弱く車道には使いづらい

・施工費用が高い

ブロック系舗装 ・組み合わせ次第でおしゃれにできる

・統一感がでる

・施工後のメンテナンスが面倒
土系舗装 ・景観が崩れない

・衝撃吸収力が高く子どもやペットも安心できる

・施工後のメンテナンスが面倒

 

1. 樹脂系混合物舗装

路床・基層の上に樹脂系混合物を用いた舗装を「樹脂系混合物舗装」といいます。樹脂系混合物舗装は着色した混合物を使用することもあり、景観に配慮した着色舗装にできます。また、橋梁部においては、アクリル樹脂・ウレタン樹脂・エポキシ樹脂などを使用した混合物を鋼床版上に直接施工することも可能です。

 

樹脂系混合物舗装は、表層が樹脂のため強度が弱く、車道よりも歩道に適した舗装方法です。アスファルト舗装やコンクリート舗装よりも施工費用は高いですが、景観を高めた歩道を作りたい場合はおすすめです。

 

 

2. ブロック系舗装

ブロック系舗装とは、路盤・敷砂層の上にブロック系を表層とするものです。表層のブロック系には大きく以下の2種類があります。

 

・コンクリート平板
・インターロッキング

 

コンクリート平板は、耐油性・明色性・補修の容易性など、さまざまなメリットがある舗装方法です。しかし、表層がコンクリート平板になるので、施工後のメンテナンスなどには少し手間がかかります。

 

インターロッキング舗装は、組み合わせ次第でさまざまなパターンを作れるのが大きなポイントです。おしゃれな歩道から統一感のある見た目もキレイな歩道など、景観に合わせて作成できます。

 

 

3. 土系舗装

土系舗装は、自然土を主原料とする天然材料を表層に使用する舗装方法です。有名な表層素材には「真砂土(まさど)」などがあります。

 

土系舗装の特徴は、景観を崩さない見た目と、程よい弾力から生まれる衝撃吸収性の高さです。そのため、小児や高齢者なども歩きやすく、公園や園路などに使われています。また、土系舗装には路面温度の上昇を抑制する性能もあり、世界中で深刻化されているヒートアイランド現象の対策にも効果的です。

 

 

【歩道との相性は?】アスファルト系舗装とコンクリート系舗装の特徴

舗装と聞くと、アスファルトやコンクリートを思い浮かべる方が多いでしょう。実際、一般的な道路にはこの2つの舗装方法が用いられていることが多いです。

 

では、アスファルト系舗装とコンクリート舗装は「歩道」への使用にも向いているのでしょうか。それぞれのメリット・デメリットを踏まえ紹介していきます。

 

舗装方法 メリット デメリット
アスファルト舗装 ・工事期間が短く、工事費用が安い

・防水性や透水性の向上が期待できる

・直射日光で道路表面が高温になりやすい

・耐熱性や耐久性に劣るため、定期的なメンテナンスが必要

コンクリート舗装 ・耐熱性や耐久性に優れている

・夏でも表面温度が上がりにくい

・工事期間が長くなり、工事費用が高い

・追加工事が難しい

 

アスファルト系舗装の特徴

アスファルト系混合物舗装は一般的な道路に使用されている舗装で、歩道にも使用できます。舗装方法はその名のとおりで、アスファルトと特定の材料を混ぜ合わせ、路床のうえに高温のアスファルト系混合物を流し入れて作られます。

 

アスファルト系舗装は、工事期間が短く、コンクリート系舗装に比べると施工費用が安いところが最大のメリットです。防水性や透水性にも優れていますが、夏の暑い時期は表面温度が上昇し、ヒートアイランド現象の原因にもつながります。

 

そのため、歩道にアスファルト系舗装を使用すると、夏の時期は子どもやペットの熱中症にも気を付けなければなりません。

 

コンクリート系舗装の特徴

アスファルト系舗装同様、一般的な道路に使用されることの多い舗装方法です。アスファルト系舗装に比べて耐久性に優れているため、高速道路や交差点、ガソリンスタンドなどの交通量の多い場所に使用されています。

 

アスファルト系舗装よりも表面温度が上がりにくいという特徴があり、ヒートアイランド現象の抑制にも期待されています。

 

しかし、コンクリート系舗装は施工期間が長く、費用が高くなることがデメリットとして挙げられます。また、一度施工してしまうと追加工事が難しくなるので注意が必要です。

 

耐久性や耐熱性は大きなメリットではありますが、歩道として使用する場合は別の舗装を検討することをおすすめします。

 

 

歩道の舗装に優れ環境にもやさしい「エコクリーンソイル」

舗装にはさまざまな種類がありますが、環境を配慮した舗装材としてはアスファルトやコンクリートを使用しない土系舗装(真砂土舗装)がおすすめです。弊社で取り扱っているエコクリーンソイルは土系舗装材を販売して20年と長く、日本でも1番2番の歴史がある製品です。主成分は天然の真砂土と自然の原料を使用した無機系の固化剤からできているため

 

・優れた保水性
・人体や周囲の環境に害がない
・見た目が自然の土の色のため、周囲の環境に馴染み景観性が高い
・土からできているため適度な弾力性があり歩行性が高い
・施工手順が簡単で「敷き均し⇒散水⇒養生」と作業性に優れている

 

などのメリットが挙げられます。また、硬いため種子の発芽を防ぐことができ防草効果抜群。薬剤を使用しない防草材料としての使い道もあります。

 

 

まとめ

歩道の舗装には、アスファルトやコンクリートなど、さまざまな方法が用いられていますが、とくにおすすめなのが以下の3つです。

 

1. 樹脂系混合物舗装
2. ブロック系舗装
3. 土系舗装

 

中でも、土系舗装は天然素材を主原料としているため環境にも良く、程よい弾力から生まれる衝撃吸収性の高さで小児から高齢者まで安心して歩けます。歩道の舗装に土系舗装を検討している方は、弊社で取り扱っているエコクリーンソイルをぜひお試しください。

<h2>◇自然土系舗装材エコクリーンソイル 建設物価掲載の設計価格や詳細についてご紹介</h2>
土系舗装材料エコクリーンソイルは、エコでクリーンな製品として、人にも環境にも優しい製品です。
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エコクリーンソイルの詳しい製品情報は下記ページをご参照ください。

エコクリーンソイル


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<h4>◆エコクリーンソイルの積算 使用量の目安について</h4>
使用量について、カタログ裏面に簡単に記載しております。
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<h4><a href="https://www.ecocleansoil.jp/showcase/">◆エコクリーンソイル活用 施工事例と写真!こちらの青文字をクリック!!</a></h4>
活用事例を掲載しております。どのような仕上がりになるのか、ご興味ある方は、是非ご覧ください。
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エコクリーンソイルは下記の登録を取得しており、公共工事においても広くご利用頂いております。
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<strong>・NETIS登録番号TH-000030-V:活用効果評価有り</strong>
<strong>・東京都建設局新技術登録NO.1001003</strong>
<strong>・旧日本道路公団(NEXCO)新技術登録NO.200100051</strong>
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エコクリーンソイルは、<strong>建設物価 特殊舗装工 エコクリーンソイル工法</strong>に掲載しております。
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<h4>◆エコクリーンソイルの施工について、条件付きにてご相談承ります。</h4>

弊社は、エコクリーンソイルのメーカーとして製造販売のみ行っておりましたが、
この度、エコクリーンソイルの施工について、関東近郊でのご対応を開始いたしました。

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下記のお問合せフォームより、ご連絡先、依頼内容を記載の上、ご連絡願います。
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投稿者:奥野 瞬

経歴:明治大学卒業後、大手ゼネコングループ企業に勤務し、設計や営業を経験し、大規模建築から小規模建築まで様々な案件に携わる。 その後、現在の有限会社ECSテクノへ転職し、営業及び広報担当とし勤務している。 土木の領域は経験が浅い為、勉強をしつつ情報をブログにて共有し、自身のアウトプットとして行っている。

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