更新日:2024年8月10日
駐車場の舗装工事を考えていると
「そもそも駐車場ってどうやって作るんだろう?」
「何を基準に選んだらいいかな?」
などと様々な疑問が思い浮かぶでしょう。
本記事では、アスファルト舗装で駐車場を作る際の工程、駐車場にはアスファルト舗装が優れている点を紹介します。
この記事を読むことで、駐車場の舗装工事についてを詳しく知ることができ、駐車場作りの参考になるでしょう。
また、注意点も一緒に紹介しますのでぜひ参考にして下さいね。
駐車場に使える舗装は、大きく5種類。それぞれのメリット・デメリットを以下の表にまとめました。
舗装の種類 | メリット | デメリット |
アスファルト舗装 | ・施工費用が安い
・施工後すぐに使用できる ・水はけなど機能性に優れている |
・耐久、耐熱性が低い
・地盤が弱い場所は追加の費用がかかる |
コンクリート舗装 | ・耐久、耐熱性が高い
・初期費用は高いが、生涯費用は安くなる ・大型車の燃費が向上する |
・施工費用が高い
・施工期間が長い ・定期的なメンテナンスが必要 |
砂利舗装 | ・施工費用が安い
・防犯対策になる ・水はけが良い |
・メンテナンスが必要
・飛び石になる可能性がある |
インターロッキングブロック舗装 | ・耐久性が高い
・デザイン性が高い ・破損個所だけ修理できる |
・施工費用が高い
・施工期間が長い ・下地が悪いと機能が低下する |
人工芝舗装 | ・メンテナンスがラク
・種類が豊富で変色しづらい ・自然な空間が作れる |
・砂利舗装より費用がかかる
・アスファルトやコンクリート舗装よりも耐久性が低い |
一般的な駐車場によく使われているのは、アスファルト舗装とコンクリート舗装です。施工費用や施工期間を考えると、アスファルト舗装のほうが手を出しやすいでしょう。しかし、アスファルト舗装は耐久性・耐熱性が低く、ヒートアイランド現象の原因にもなります。
アスファルトやコンクリートは使いやすい舗装ですが、自宅の庭やちょっとした駐車場であれば、砂利や人工芝などの舗装もおすすめです。また、より手軽に施工でき、環境にもさやしい点では、自然土系舗装も効果的です。
施工に使える予算や環境面を考慮して、舗装の種類を検討してみてください。
アスファルト舗装とコンクリート舗装の施工費用の相場は、以下のとおりです。
舗装の種類 | 1㎡あたりの相場 | 15㎡の施工費用 | 30㎡の施工費用 |
アスファルト舗装 | 約5,000円 | 約75,000円 | 約150,000円 |
コンクリート舗装 | 約10,000円 | 約150,000円 | 約300,000円 |
※自社調べ
アスファルト舗装の1㎡あたりの単価は約5,000円。だいたい3,000~8,000円の間で変動します。そのため、車1台分の駐車場スペース(15㎡)の施工で約75,000円。車2台分の駐車場スペース(約30㎡)の施工で約150,000円が相場です。
一方、コンクリート舗装の1㎡あたりの単価は約10,000円。そのため、15㎡の駐車場スペースで約150,000円。30㎡の駐車場スペースで約300,000円が相場です。
このように、アスファルト舗装とコンクリート舗装の施工費用には大きな差があります。ただし、依頼する業者や地盤の状況などによっては、アスファルト舗装の単価が高くなる可能性があるので注意が必要です。たとえば、アスファルト舗装の1㎡あたりの単価が8,000円の場合、1台分程度の駐車場であれば、施工費用に大きな差は生まれません。そのため、駐車場の面積が広い場合はアスファルト舗装がお得ですが、面積が狭い場合は状況に応じて選択しましょう。
アスファルト舗装の駐車場の手順は大きく4つに分けられます。
4つに分けて、詳しく紹介します。
路床を作るために必要な分だけ掘り下げます。
ローラーなどで踏み固めて、掘った溝に砕石を敷き土台を形成します。
全体の重みを支える土台となる部分なので非常に重要な部分。
地盤沈下などのトラブルを防止するためにも、地盤が臆弱の場合はここで地盤強化の施工を行います。
路盤は重荷や衝撃を吸収するために、敷かれる砕石の大きさが異なる下層路盤と上層路盤の2つに分かれます。
上層路盤には砕石など強度の大きな良質な材料を用いられ、下層路盤には比較的強度が小さくても現場近くで経済的に入手できる材料を用いられます。
砕石をブルドーザーなどで均し、ローラーなどで所定の密度になるまで転圧します。
強固な路盤にするためにも規定の密度になるまで転圧が必要です。
アスファルト混合物を敷き均します。
アスファルトフィニッシャー、モーターグレーダー、ブルドーザーなどの重機を使うと広い面積にある程度の厚みで一気に敷き均すことが出来ます。
ローラーや振動機を使い、アスファルトを踏み固めます。
敷いたアスファルトは空気が混じって柔らかい状態なので、ローラーなどを使い圧力をかけて空気を抜きます。
アスファルトは締め固まる最適の温度があるため、転圧する際の温度管理はとても大切です。
締め固めが終え、冷えて硬化したら完成です。
道路舗装は大きくアスファルト舗装とコンクリート舗装の2つに分けられますが、駐車場ではアスファルト舗装がおすすめです。
アスファルト舗装が向いている理由を3つ紹介します。
アスファルト舗装は様々な機能性に優れています。
例えば以下の点が挙げられます。
さらに、種類が豊富にあるため選択肢が多く、自宅の雰囲気に合わせて駐車場をデザインすることができます。
アスファルト舗装は施工後、半日〜1日程度で使用することができます。
手で触れる温度になれば車が乗ることができるので、駐車場工事を短期間で終えたいという人におすすめです。
ちなみにコンクリート舗装の養生期間は3日〜10日となっており、完全に固まるまでは1ヶ月ほどかかります。
アスファルト舗装は施工にかかる単価が安いため、施工費用が安くなります。
コンクリート舗装と比べると必要なものが少なく、施工期間も短いので節約ができます。
アスファルト舗装の単価は1㎡あたり5000円前後と言われており、例えば車1台分のスペースなら13㎡で約65000円。
その他には、重機が入るかでも金額が変わりますし、舗装する前に撤去しなければいけない物があれば、撤去にもお金がかかると考えておきましょう。
アスファルト舗装で駐車場を作る際は以下の注意点があります。
頭に入れておきましょう。
畑や田んぼなどの地盤が臆弱な場所を駐車場にするには地盤改良が必要なことがあり、追加で費用がかかる可能性があります。
安全のためには必要な作業で、作業方法はセメントを使用して十分に締め固めて強度を高めます。
また、雑草の対策も必要。
畑や田んぼだった場所は栄養分が多く雑草が生えやすいため、雑草を生えにくく整えてから舗装工事をします。
雑草が生えてくると景観が悪くなりますし、劣化しやすさにも繋がるので重要な点です。
コンクリート舗装と比べると、アスファルト舗装は耐熱性・耐久性が低いためメンテナンス頻度が高いです。
アスファルトは熱を溜めやすい性質があるため、高温状態が続くと変形することがあります。
変形したまま冷えるとそのままの状態で固まってしまい、水溜りができるなどの問題が起きます。
その後、問題があるまま放置しておくとアスファルト舗装の寿命が短くなることに繋がるため、何年も先のことも考えた上で工事をすると良いでしょう。
また、アスファルト舗装の場所に直射日光が当たる場合は駐車場工事の際に屋根をつけるなどの対策が必要です。
先程は環境に配慮したアスファルト舗装を紹介しましたが、環境を配慮した舗装材としてはアスファルトを使用しない土系舗装(真砂土舗装)も注目を浴びています。弊社で取り扱っているエコクリーンソイルは土系舗装材を販売して20年と長く、日本でも1番2番の歴史がある製品です。
主成分は天然の真砂土と自然の原料を使用した無機系の固化剤からできているため
・優れた保水性
・人体や周囲の環境に害がない
・見た目が自然の土の色のため、周囲の環境に馴染み景観性が高い
・土からできているため適度な弾力性があり歩行性が高い
・施工手順が簡単で「敷き均し⇒散水⇒養生」と作業性に優れている
などのメリットが挙げられます。また、硬いため種子の発芽を防ぐことができ防草効果抜群。薬剤を使用しない防草材料としての使い道もあります。
アスファルト舗装の工程・メリット・注意点を紹介しました。
駐車場の施工工程は大きく4つに分けられます。
駐車場をアスファルト舗装で作る場合は、機能性に優れている、施工後すぐに使用できる、施工費用が安いメリットがあるためおすすめです。
だたし、コンクリート舗装と比べると耐久性・耐熱性が低いため、メンテナンス頻度が高くなります。
また、地盤が臆弱な場合は追加で費用がかかることも頭に入れておきましょう。
<h2>◇自然土系舗装材エコクリーンソイル 建設物価掲載の設計価格や詳細についてご紹介</h2>
土系舗装材料エコクリーンソイルは、エコでクリーンな製品として、人にも環境にも優しい製品です。
日本の販売履歴が長く、全国の遊歩道や防草対策としてよくご利用頂き、数多くの実績がございます。
エコクリーンソイルの詳しい製品情報は下記ページをご参照ください。
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<h4><a href="https://www.ecocleansoil.jp/wp-content/uploads/2023/11/fd30cc69a407ec4d7b0a90ba7678c341.pdf">◆エコクリーンソイル カタログ2023ダウンロード!カタログ画像orこちらの青文字をクリック!!</a></h4>
<a href="https://www.ecocleansoil.jp/wp-content/uploads/2023/11/fd30cc69a407ec4d7b0a90ba7678c341.pdf"><img src="https://www.ecocleansoil.jp/wp-content/uploads/2023/11/0870b0729ef19e5044c99c3f940aec1d.png" alt="" width="612" height="863" class="alignleft size-full wp-image-1546" /></a>
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<h4>◆エコクリーンソイルの積算 使用量の目安について</h4>
使用量について、カタログ裏面に簡単に記載しております。
厚さ40㎜の時、2.8袋/㎡使用 用途:人の通行程度
厚さ50㎜の時、3.5袋/㎡使用 用途:自転車などの通行程度
厚さ60㎜の時、4.2袋/㎡使用 用途:管理車両などの通行程度
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<h4><a href="https://www.ecocleansoil.jp/showcase/">◆エコクリーンソイル活用 施工事例と写真!こちらの青文字をクリック!!</a></h4>
活用事例を掲載しております。どのような仕上がりになるのか、ご興味ある方は、是非ご覧ください。
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<h4>◆エコクリーンソイルの登録評価について</h4>
エコクリーンソイルは下記の登録を取得しており、公共工事においても広くご利用頂いております。
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<strong>・NETIS登録番号TH-000030-V:活用効果評価有り</strong>
<strong>・東京都建設局新技術登録NO.1001003</strong>
<strong>・旧日本道路公団(NEXCO)新技術登録NO.200100051</strong>
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エコクリーンソイルは、<strong>建設物価 特殊舗装工 エコクリーンソイル工法</strong>に掲載しております。
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<h4>◆エコクリーンソイルの施工について、条件付きにてご相談承ります。</h4>
弊社は、エコクリーンソイルのメーカーとして製造販売のみ行っておりましたが、
この度、エコクリーンソイルの施工について、関東近郊でのご対応を開始いたしました。
エコクリーンソイルの施工をお受けするにあたり、対応可能な規模やエリアに限りがございます。
下記のお問合せフォームより、ご連絡先、依頼内容を記載の上、ご連絡願います。
※ご依頼内容によっては、お受け出来ない場合もございます。予めご了承ください。
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その他、<strong>エコクリーンソイル設計価格、設計施工歩掛り、平米単価、特注色(応相談)</strong>などお見積作成や必要資料がございましたらお問合せ下さい。
また製品についてご質問やご相談、お困りのことなどございましたら、下記お問合せフォームからお問合せ頂くかお電話にてご連絡下さい。